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世界遺産の有料エリアにも行ける! バーチャル旅行の実力

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を探して 更新日: 公開日:
木の成長とともに崩れていくベンメリア遺跡

こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。

コロナウイルスによる緊急事態宣言が緩和されていく中、まだしばらくは自由に旅行ができるには時間がかかりそうな毎日。1日でも早く自由に出かけられるその日まで、今はまだ踏ん張り時ですね。

さてそんな中、海外を中心に「バーチャル旅行」「リモート旅行」に取り組みはじめる観光地が増えています。フランス観光開発機構などは動画や写真を使って現地の美しい風景を紹介していたり、タヒチ観光局はYoutube動画を使って現地の文化や料理、ダンスを紹介する企画を実施していたりします。

今後さらに様々な取り組みが増えることが予想されますが、今回は「Googleストリートビュー」を使って、家にいながら気軽に旅行気分が味わえる観光スポットを5ヶ所ご紹介します。

恋のトンネル(ウクライナ)

まずご紹介するのは、ウクライナにある「恋のトンネル」というスポットです。全長4Kmの線路沿いに自然にトンネルが形成されたロマンチックなスポットですが、こちらもオンラインで仮想旅行することができます。

2017年に訪れた恋のトンネル

このトンネルの最寄り駅は「リブネ駅」なのでここをスタート。(リンクをクリックするとストリートビューが開けます)

駅前でタクシーに乗り、目的地までは30分ほど。恋のトンネルの入り口に到着しました。私が訪れた2017年は建物すらなかった場所ですが、土産物屋が増え賑わっているようでビックリ! 

2017年当時の恋のトンネルの入り口の様子

トンネルの中にも実際に入ることができ、世界中の観光客が撮影した写真でトンネルを歩く様子を疑似体験することができます。360度自分の視点を動かすことができるから、写真よりも没入しやすいですよね。

ちなみに過去の記事でもご紹介しましたが、実際この場所へ旅行をすると悩まされるのが「蚊」!バーチャルトリップならその心配がないのは嬉しいですよね。

ベネチア(イタリア)

続いてご紹介するのが世界遺産であるイタリアのベネチアです。

2009年に訪れたベネチア

ベネチアでは、本土から鉄道で到着した「ヴェネツィア・サンタルチア駅」がスタート。

ヴェネツィア・サンタルチア駅の外観

車が入れない島のため徒歩か運河ボートでめぐりますが、このベネチアのGoogleストリートビューでは名物のボートに乗る体験もバーチャルですることができます。このリンクをクリックすると、駅を出てすぐ現れる「スカルツィ橋」をボートから眺められます。さらに前方をクリックす進む動作をすると、橋の下をくぐり運河を進むことができるのです。

冒頭の写真を撮影した大鐘楼がそびえ立つ「サンマルコ広場」も訪れることができます。

アンコールワット(カンボジア)

「絶景」とは少し視点が違いますが、カンボジアにある世界遺産「アンコール遺跡」では、なんとストリートビューで有料エリアまで入ることができます。

2015年に訪れたアンコール・ワット

実際に遺跡内部の様子を歩きながら360度疑似体験することができますし、貴重な壁画を顔面間近に眺めることができます。実際訪れると混雑してゆっくりと滞在するのも難しいので、気が向くままに芸術を楽しめるよい体験になるはず。

木の成長とともに崩れていくベンメリア遺跡

その他“まるでジブリの世界観”として有名な「ベンメリア」や巨木が遺跡を飲み込んで成長する「タ・プローム」など周辺の遺跡もストリートビューが整備されています。

アンコール遺跡ストリートビュー特設サイト

イグアスの滝(ブラジル)

本来わたしは今年の6月にブラジルを旅行する予定でした。しかし今年は叶わないのでバーチャルで体験するばかり。

世界三大瀑布の「イグアスの滝」も、ベネチアと同じくボートに乗った視点から滝を見上げる体験がストリートビューででき、今にも画面から水しぶきが飛んできそうなほど滝の下まで近づくことができます。

グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)

世界最大のサンゴ礁が拡がる美しいエリア「グレート・バリア・リーフ」。ダイビングは資格が必要なため誰でもできる体験ではないですが、ストリートビューを使えばその夢が叶います。

こちらのリンクでは目の前を通り過ぎるカラフルな魚群が見られますし、こちらのリンクでは巨大なマンタにも遭遇!もちろん360度なので頭上をみれば燦々と太陽が差し込んでいます。そして最後、ひとしきり水中を巡った後にこちらをみれば、水中から顔を出して夕日を眺め「そろそろ宿に帰ろうか…」と本物のダイバー気分に浸れるはずです。

さて、ご紹介した「Googleストリートビューでバーチャル旅行が楽しめる5スポット」いかがだったでしょうか?

風景は「5感」で楽しむものなのでもちろん本物を超える体験はできません。しかし海外旅行における言語、時間、衛生面、旅費などのあらゆる悩みから開放されて、どこでも気軽に「海外旅行気分」が楽しめる手段です。

また過去に訪れたことがあるスポットを再訪して懐かしい気分になったり、「こんなに変わったの!?」と変化を楽しんだりするのもまた一興。将来の海外旅行の予行練習も兼ねて、Googleストリートビューを使ってバーチャル旅行をしてみてはいかがですか?