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満天の星空も、漆喰壁の町並みも 私が見つけた岡山・高梁川流域の魅力

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を探して
高梁川の河川敷を歩く

こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。

先日、岡山県倉敷市さんの観光PR企画の一環で、県中西部を流れる「高梁川(たかはしがわ)流域」を訪れてきました。

普段旅行のルートを決めるときは、どうしてもスポットを「点」で捉えてしまいがち。でも風景や町並みは、その土地の歴史や文化・地形に紐づいているため、川の流域のような「線」で捉えてみると、意外な発見があるもの。

今回は私が発見した「高梁川流域」の観光の魅力をご紹介します。

高梁川とは

そもそも「高梁川」とは、岡山県の中西部を流れる長さ111Kmの一級河川。流れるエリアは10市町村(倉敷市 / 総社市 / 高梁市 / 新見市 / 井原市 / 浅口市 / 里庄町 / 笠岡市 / 早島町 / 矢掛町)に及び、山間部から瀬戸内海まで気候や風土の変化が多様です。

今回はその市町村の中から、私が特に魅力を感じたスポットをご紹介します。

倉敷美観地区(倉敷市)

岡山県随一の観光名所である倉敷美観地区。柳並木と白壁の町並みが美しい歴史的な地区ですが、その中心を流れる倉敷川は実は高梁川からの用水が流れ込んでいるんです。

中央の洋風木造建築は昨年リニューアルされた建物。現在は観光案内所として利用されている

美観地区を訪れるのはこれが2度目でしたが、今回はじめて「くらしき川舟流し」も体験!水面の目線から楽しむ美観地区は徒歩とはまた違う良さがあり、船頭さんによる観光案内もとても楽しかったです。

川に映り込む美観地区の町並みが楽しめる

美星天文台の星空(井原市)

「美しい星」が名前の由来になっている美星町は、日本で初めて「光害防止条例」を施行した町です。地域が一丸となって、深夜の屋外照明の消灯を奨励するなど星空を守る活動が取り組まれています。

美星天文台の敷地内にある「美星スペースガードセンター」

美星天文台は、町の中でも高台にあるため星空鑑賞に最適! 望遠鏡では肉眼では見られない宇宙の神秘を目の当たりにすることができるし、夜間でも敷地内で撮影が可能な日があるので、初めて星空の撮影にチャレンジしてみたい!という方にはおすすめです。(※最新の開館スケジュールは公式HPでご確認ください)

駐車場から徒歩すぐでこの星空!

備中松山城の雲海(高梁市)

絶景ブームの盛り上がりとともに各地で話題になった「天空の城」。雲海に包まれるその光景も、実は高梁川の恩恵を受けているんです。

城の中から周辺の雲海を撮影。城と雲海を一緒に撮影するには離れた「備中松山城展望台」へ。

高梁市にある備中松山城は、標高約480mの臥牛山山頂にそびえる日本有数の山城で、1683年に備中松山藩主である水谷勝宗が修築したもの。秋の早朝に発生する雲海は、高梁川などの河川から発生した水蒸気が盆地にたまることでみることができるんです。

備中松山城の「猫城主」として人気な「さんじゅーろー」

私が訪れたのは12月下旬の早朝でしたが、だんだんと明るくなってくる空と徐々に目に見えてきた雲海の光景に思わず歓声を上げてしまったほどでした。

吹屋ふるさと村(高梁市)

最後にご紹介するのは、私でも今まで知らなかったスポットである「吹屋ふるさと村」。こちらも備中松山城と同じ高梁市にあります。

各々の建物は、今ではレストランやカフェとして楽しめる

この村は、江戸から明治にかけて「ベンガラと銅」の生産で繁栄した村で、赤褐色の瓦とベンガラの漆喰壁で統一された日本でも珍しい町並みが見られるエリアです。今では国の重要伝統的建造物群保存地に指定されています。

外観がレトロでかわいい郵便局は、なんと現役!

山間部に潜むこのユニークな町並みは行政の指導ではなく、民間の豪商たちが計画してつくった景観。財を成すとどうしても個々の力を示しがちですが、その時代から街全体を統一したデザインで築き上げたのは素晴らしい先見の明ですよね。

今回ご紹介した以外にも、高梁川流域には訪れたくなるスポットがたくさん! その他の私が巡ったスポットは、倉敷市さんのYoutubeチャンネルにて動画で公開されているので、ぜひ見に来てくださいね。

緊急事態宣言が解除されても引き続き感染症対策に気をつけて、まずは身近なエリアの観光を楽しみましょう。