こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。
GLOBEでの連載も今回が20記事目になりました。2020年もどうぞよろしくお願いします。さて、2020年の年越しはモルディブで迎えました。
インドの南西に位置し、「インド洋の真珠」と称される人気のリゾート地。ハネムーンの旅先として有名なので、誰もが「旅費が高そう」「新婚旅行のような特別な旅行先」と予想します。でも実は、モルディブは想像よりとても安く旅行できる場所なんです!
そのため近年は「女子旅」のデスティネーションとしても人気が高まっています。今回の記事では、意外と気軽に訪問できる「モルディブ女子旅」の様子を、実際にかかった費用と共にお届けします。
日本からモルディブまでの直行便はありません。私はキャセイパシフィック航空を使い、香港経由で首都マレに到着しました。
モルディブ自体が約1200以上の小さな島の集合体ですが、そのうち約100近くの島がリゾートになっています。そして、それぞれの島は1周徒歩で回れるコンパクトなサイズ。そのため、沖縄のようにひとつの島に複数のホテルがあるわけではなく、1つの島がまるまる1つのリゾートである「1島1リゾート」のスタイルがモルディブの特徴です。
首都マレからリゾートへは、水上飛行機で移動。私が宿泊したリゾートは、モルディブで唯一「ユネスコ生態系保護地域」に指定されているバア環礁にあり、水上飛行機で30分の距離でした。
リゾートに到着し、まずはチェックイン。今回はリゾートに3泊(2名1部屋)して年越しをリゾートで迎える日程でした。宿泊料金に朝食と夕食はインクルードされています。
島の大きさは1周が徒歩25分程度で、レセプションから部屋までも徒歩10分ほど。
今回宿泊した部屋は「ビーチヴィラ」という、リゾートの中ではいちばん手頃なお部屋。手頃と行ってもすべての部屋がビーチフロントで、扉をあけたらすぐに泳ぎにいくことができる最高のロケーションです。
南国だと水回りの清潔感が気になりますが、水圧や温度ともに全く問題ありませんでした。
また滞在中シュノーケリングセットは無料なので、泳ぎたいときに部屋からすぐ泳ぎに行くことができました。(海は泳ぐより“見る派”なので1回しか泳がなかったけれど)
リゾートには、私が泊まった部屋以外にも、モルディブらしい「水上コテージ」の部屋もありました。
食事は、上述の通り朝食と夕食がインクルード。今回は年越しという特別なシーズンだったため、大晦日の「ガラディナー」代が追加料金としてかかりました。
滞在した3泊は、島から出ずにずっとリゾート内で過ごしました。当初は「飽きないかな?」と不安でしたが、美しい海はずっと見ていても飽きないし、周囲を360度海に囲まれているので、日の出から夕日、星空など時間の移り変わりも楽しむことができて、むしろカメラをもって1日中忙しかったくらい。
忙しく観光することもなくゆったり過ごした3泊4日は、日々の疲れをデトックスできる大切な時間になりました。
さて、このモルディブ旅行の気になる料金ですが、今回はひとり総額「31万円」程度でした。(1USD=109円換算)
内訳としては、「リゾート3泊…7.6万円」「水上飛行機…4.5万円」「日本からの航空券…16万円」に加え、ガラディナー代やチップなどが数万円かかっています。
年末年始という、航空券もホテルも通常よりかなり値段があがっているシーズンでしたが、それでもこの値段。予想よりだいぶ手頃ではないでしょうか。
では、通常のシーズンは一体どれくらいの値段で旅行ができるかリサーチしてみました。
私と全く同じプランで2020年3月の料金を調べてみると、なんとひとり総額「15万円」程度で旅行できることが判明!(内訳=ホテルが1部屋3万円程度[1人1.5万円]、航空券が往復6万円+水上飛行機4.5万円+α)
ハネムーンというイメージから、どうしても「憧れ」の旅先になりがちな存在のモルディブ旅行。でもこの記事をお読みいただいたら、意外と手が届く旅先であることを知っていただけたのではないでしょうか。
モルディブには100を超えるリゾートがあるので、記念日に泊まりたい高級なリゾートももちろんたくさんあります。
女子旅、カップル、ハネムーン、親子旅など、旅のスタイルによっていろいろなプランが選べるモルディブ。気になる方はぜひ調べてみてくださいね!