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田村淳さんが「遺書」動画サービスで起業した理由 きっかけは母の延命治療拒否

スタートアップワールドカップ 更新日: 公開日:
自らの起業経験などについて語る田村淳さん
自らの起業経験などについて語る田村淳さん=2024年7月19日、東京、関根和弘撮影

お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんは、タレント業のかたわら、遺書を動画で伝えるサービスを提供する会社を起業するなど、ビジネスにも活動の場を広げる。ともするとネガティブな印象もある遺書をビジネスにした狙いは何だったのか。このほど東京で開かれたスタートアップのピッチコンテストで動機や、ビジネス全般に対する思いなどを語った。

田村さんは7月19日、東京で開かれたスタートアップの世界的なピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ東京予選」にゲストとして登場。コンテストを主催するアメリカのベンチャーキャピタル(投資会社)「ペガサス・テック・ベンチャーズ」の創設者兼CEOのアニス・ウッザマン氏と公開対談した。約1200人が集まった会場は、ビジネスに対する田村さんの熱い思いにわいた。2人の主なやりとりは以下の通り。(以下、敬称略)

対談した田村淳さん(右)とアニス・ウッザマン氏
対談した田村淳さん(右)とアニス・ウッザマン氏=2024年7月、東京、関根和弘撮影

ウッザマン 私、大学生のころ、田村さんの大ファンだったんです。ロンドンブーツの番組を見ないと眠れないぐらい(笑)。それで日本語を覚えたんです。

田村 学生の時に見てくれていたんですか。うれしい。でもきれいな日本語は使っていなかったですけどね(笑)。

ウッザマン そうですね、変な日本語も(笑)。

田村 ははは。

ウッザマン 今日田村さんをこの場にお呼びした一番の理由は、田村さんは起業家としても色々と活動をされていて、スタートアップ、ベンチャーの世界で活躍されているわけですが、その原動力や背景を皆さんにお話しいただければ。

田村 僕がものすごく大きな企業を立ち上げて、何か大きな成功したっていうわけじゃないんですけど、芸能界にいて、同じ世界にいる人とずっと話していても刺激がないし、自分がすごくちっちゃくなっている感覚があったんですよ。芸人さんの飲み会に行っても、「今の面白い(芸)はこれやんな」「そうですね、兄さん」っていうやりとりがあるんですけど、面白いというのは、もっとたくさんあっていいのにな、と。

ムラ社会にいることで、面白い可能性を縮めているっていうのを感じて、外の世界で色んな人と関わろうと思って、起業家に会ったり、年齢の違う人に会ったりとかを始めたら、もうドキドキがいっぱい詰まっていて。

それこそシリコンバレーに行ったときに、「なんて自由な働き方してるのか」「なんて自由な生き方をしてるんだ」っていうのを感じて。それを僕も体現しようと思って、色んなことをやっている感じですね。

ウッザマン すごいハードスケジュールじゃないですか。スタートアップ関連でも色々と活動されてると思いますし、多分事務所からも色々言われたと思うんですけど。

田村 吉本興業って古い体質の会社なんで(笑)。

対談する田村淳さん(右)とアニス・ウッザマン氏
対談する田村淳さん(右)とアニス・ウッザマン氏=2024年7月、東京、ペガサス・テック・ベンチャーズ提供

ウッザマン 優先順位の付け方って、どうしているんですか。例えば1日とか、1週間とか、どういう感じで過ごしているんですか?

田村 基本的にはやっぱりメディアに出ることが好きだし、メディアに出て何かを発信することが楽しいので、ここが多分、主となる場所だと思うんですけど、でもそれと同じぐらい、コミュニティーにすごく興味があって、オンライン上でコミュニティーをどのぐらい大きくできるか、オンラインコミュニティー、いやオンラインサロンって言った方がいいかもしれないけど、僕はオンラインサロンと言ったらトップダウン的なもので、ちょっと宗教的なみたいな空気感になるから、僕はオンラインコミュニティーっていうのを今作っていて、そこに半分ぐらいの時間を割いているかなと思うんですよね。

ウッザマン そのコミュニティーは社会貢献的なものですか、それともどんな感じのもの?

田村 自分が今まで生きてきて、やっぱり人材が資産というか、人間関係の資産が一番重要だなと思っているんですね。金融資産も確かに重要なんですけど、コミュニティーをどのぐらいたくさん持っていて、どのぐらい人間関係を構築できるのかっていうのが、やっぱり明るい未来を開いていく上で僕は重要だと思ったし。

今日もアニスさんから名刺をもらったので、僕バンバン連絡すると思うんですよ、「アニスさん、こんなことで困ってるんですけど、助けてください」って(笑)。

やっぱり芸能の仕事だけしてたら、僕はたぶん、アニスさんにたどり着いていないんですよ。でも今日、たどり着きましたから。

ウッザマン 私もたどり着きましたよ(笑)。

田村 そうです。だからお互いに刺激がし合えるっていう状況が一番いいなと思って。

今日これだけの人がいるじゃないですか。僕に名刺を渡してもいいっていう人はぜひ、欲しいです。だってこれだけの違う業種の人と会えるなんてなかなかないので。

ウッザマン ありがとうございます(笑)。少し話の方向を変えてしまいますが、田村さんはすごい人気のタレントで、色々と芸能活動をやっているんですが、プラスアルファで大学院で勉強もされているんですよね。その理由を教えてください。

田村 自分が知りたいと思ったことに対して、すぐに動いてしまうのが僕の一番の強みだと思っていて。これまでも「あなたは何が得意ですか?」って聞かれたら、「すぐに動くことです」って答えていたんですね。

そういう中で、うちのかあちゃんが肺がんになったんですけど、今はもう他界したんですけど、僕が成人したとき、もう30年ぐらい前かな、かあちゃんが僕に対して「淳、誕生日おめでとう。私はこの先、1年に1回あなたに『延命治療しないでね』って言うから」と。

最初は言っている意味がよくわかってなかったんですけど、「延命治療をするな」っていうことがすごい胸に残ってて。同じ時期に娘が生まれたので、自分も娘に何かメッセージを残してみようと思って、初めて遺書を書いてみたんです。

そうすると、他人のために書いたはずの遺書が、意外と自分にぶっ刺さるっていう。死ぬ気で書くので、遺書って。だから自分が大切にしていることとか、どうやって生きたいかっていうのがもう明確になって、ポジティブになったんですよ。

これはみんなそうなるんじゃないかと思って、遺書の研究がしたいと思って、大学院に進んだっていう経緯です。

大学進学を目指して受験勉強をしていた頃の田村淳さん
大学進学を目指して受験勉強をしていた頃の田村淳さん。手にしているのは英単語の参考書=2017年12月、東京・渋谷

ウッザマン なるほど、遺書というコンセプト、やっぱり大学の(研究)テーマとしてあって、そこからITAKOTO(イタコト)というビジネスに展開されたんですよね。これも我々ベンチャーの世界から見るとイノベーションじゃないですか。今この会社はどんな感じの事業をやっていますか。

田村 人にメッセージを残すとき、自分に対してポジティブな反応があることを知ったので。みんな遺書って聞くと、頭の中に浮かぶキーワードが「死」とか、「自殺」とか「遺産」とか、ネガティブなものがたくさん浮かぶんですよ。

だけど遺書を2千人ぐらいに書いてもらって、その後に「あなたは遺書についてどんなイメージをしますか」って聞くと、「未来」とか「希望」とか「感謝」とかっていうポジティブな言葉になるんです。

こんなネガティブからポジティブに(人を)変えられるものが、きちんとサービスとして動かすことができたら、世の中の人をたくさんポジティブにできると思って遺書の動画サービスを始めたんです。

遺書動画って聞くと、撮るのが面倒くさいなとか、何を言っていいかわかんないとなるんですけど、いったん軽くでいいから経験してもらう、自分の中に起きる「化学反応」を経験して欲しくて、これをビジネスにできないかなと思って始めたっていう経緯です。

ウッザマン これはうまくいったんですか?

田村 今、全然うまくいってないですよね(苦笑)。4年目なんですが、やっぱり遺書って言うと、むちゃくちゃ食いつきが悪くて。どこに行っても「いやあ、遺書って」「遺書でお金もうけ?」みたいなことになってしまう。

ITAKOTOのコンセプトを説明する田村淳さん=YouTubeのitakoto公式チャンネル

ウッザマン 資金調達はしました?

田村 してないです。だから、僕は今、ここでピッチコンテストに臨んでいるような気持ちで(笑)。

本当に誰もがポジティブになれると思っていて、遺書だけのサービスだとお金にならないと思うんですけど、ここに保険会社がひも付くとか、葬儀会社がひも付くとか、死の総合商社みたいなことがやりたいんですよ。

だけど、それを言うと、みんな眉間にすごくしわが寄っていくから、いかにうまくプレゼンできるかというのを今、頑張っているんですけど、ようやく保険会社の人が「一緒にやってみてもいいよ」と言ってくれて。4年目で、本当に若干ですけど、ようやく黒字化していて。資金がたくさんあると、もっと黒字化できるような気がするんですよね。

ウッザマン ぜひ話しましょう(笑)。今日ここに来ているスタートアップの起業家たち、11社プラス過去のチャンピオンや先輩たちも4社ぐらいいますが、皆さんめちゃめちゃプレゼンテーションが上手です。その人たちに仲間に入れてもらいましょう。

田村 仲間に入れてくれますかね?

ウッザマン 入れてくれますよ。

田村 いいんですか!じゃあ、あとで名刺をもらいに行きます(笑)。

ウッザマン 皆さん、あげてください(笑)。ぜひ帰りにこの11人と名刺交換して、財産にしましょう。

田村 マジでこれだけで今日、ここに来てよかったと思います。ありがとうございます。なかなかお金にならないサービスかもしれないですけど、しっかり動かすことで、死ぬ前にメッセージを残すことが今までネガティブだったのがポジティブに変わって、これによって救われる人がたくさんいると思うんですよ。

生きたくないのに生かされてる人というのがたくさんいると思う。世界基準になるとどのぐらいいるかわからないんですけど、うちのかあちゃんみたいに、自分の尊厳を自分でちゃんとメッセージという形で残しておくと、きちんとした形であの世に行けると思いますし、それが医療費とか社会保障費を削ることにつながると思うんです。

ウッザマン 多分、日本でももちろん、うまく説明していかなきゃいけないと思うんですが、グローバルでもちゃんとあると思うんですよ。このアイデア自体が私、聞いたときにびっくりしたんですよ。このようなことでベンチャーやろうと思う人っていない。なので本気で興味あります。

対談するアニス・ウッザマン氏
対談するアニス・ウッザマン氏=2024年7月、東京、関根和弘撮影

田村 うわー、聞きました、皆さん? 資金調達、うまく行きそうです(笑)。

ウッザマン うちの担当チームはすごく厳しくて、私、怒られるかも(笑)。

田村 そんなに簡単に資金調達させるなって?(笑)

ウッザマン ところで淳さんは実際にシリコンバレーも何回か行かれていて、シリコンバレーの企業にも何かアプローチしているとうわさを聞きましたけど、今日ちょっと確認してもいいでしょうか。

田村 さっき名前を出ましたけど、僕は吉本興業っていう老舗の芸能事務所に所属してるんですね。

ところが、僕のように芸能の仕事以外のことをやろうとすると、師匠と呼ばれている人たちが「お前は芸人なのになんでこんなことやるんだ」「なんで起業とかするんだ」とか、制約をすごく受けるので、本当は日本で起業したかったんですけど、相談した人からは「海外で起業したら吉本も手が届かないよ」って言ってくれたんです(笑)。「吉本がどんだけでかい会社でも、海外の会社に対して何か物申すことできないだろうから、こっそり会社作ろうぜ」って、持ちかけてくれた人がいるんですよ(笑)。

その方はサンフランシスコにいるんですけど、「淳くん、俺いいサービスを思いついたよ」って言ってくれて。聞いてみると、「アメリカでは大麻の解禁がどんどん進んでるから、いい大麻を選別するアプリを作るから」って言われたんですよ(笑)。なので「僕、日本でタレントやっていて、『海外でどんな会社やってんだ?』って聞かれて、『よりよい大麻を見つけるサービスやってるんだ』というのは、タレントとして『命取り』になるので、それじゃないのをやりましょう」って言って(笑)。

最初は、eスポーツがちょうど盛り上がり始めたときだったので、eスポーツのアメリカの選手が日本で活動するときの支援をする会社を作ろうというので動き始めたんです。

ウッザマン その辺はぜひ、我々もお手伝いできれば。シリコンバレーであれば私もある程度は…。

田村 そうですよね。だってシリコンバレーに会社があって、ものすごく大きなお金を動かしているんですよね?

ウッザマン あ、でもペガサス・テック・ベンチャーズに来るためには、パソコンにこのステッカーを貼らないとだめなんですよ(笑)。

田村 むしろ僕は今、なにも貼っていないのでよかったです。貼るだけで行けるのなら何枚で貼ります(笑)。

ウッザマン もう一つシリコンバレーの話を。シリコンバレーと言うと、やっぱりイーロン・マスクさんが思い浮かびますよね。うちもイーロン・マスクさんの会社二つに大きく投資していまして、スペースXとTwitter(現X)なんですよね。

スペースXという会社は今、宇宙関係、特に次世代の衛星インターネットで大きくなっています。私たちとしてはだいたい250億円ぐらい投資しています。

田村さんも(インターネットテレビの)ABEMAと組んで、衛星を作ったり、ロケット関係のことをやったり、結構色々とやってらっしゃると思いますので、そのあたりのお話もお願いします。

テスラの共同創業者兼CEOのイーロン・マスク氏
テスラの共同創業者兼CEOのイーロン・マスク氏=2024年4月、アメリカ・カリフォルニア州、Image Press Agency via Reuters Connect

田村 僕が今、宇宙に興味、関心があって、「宇宙に衛星を飛ばしたい」ということを色んな人に言っていたら、誰かが誰かにつないでくれて、これも人間関係が資産だというところにつながるんですけど、とある会社の人が「淳さん、衛星を2千万円ぐらいで作って打ち上げることができるよ。それをABEMAで放送するところまで取り付けたんだけど、一緒にやらない?」って言ってくれたんですよ。

「じゃあ、やろう」ってなって動いたんですけど、最初にお願いしていた会社が、2千万円で打ち上げられるって言っていたのに、結果、ふたを開けてみると2千万円以上かかるということがわかって。

ウッザマン 皆さん、そう言いますね(笑)。

田村 もう(プロジェクトは)動き始めているし、収録もしていて、途中でやめるわけにもいかず、今本当にね、宇宙をさまよってるような時期なんですよ、2カ月間(笑)。だけど、キューブサットという、多分これぐらいの四角形の立方体を打ち上げて、宇宙ステーションに送り込んで、そこから射出することだけは、この予算でできるとなって。

いや、それだと僕が最初に考えていた、衛星で地球とコンタクトを取るということはできないけど、でも、何もないよりはましかなと思って、ただただ、立方体を打ち上げるっていうプロジェクトにもう変わっているんですけど(笑)。

それでもやらないよりは、宇宙に対して僕の一歩として今、動こうと思ってやっています。

ウッザマン 淳さんは絶対、スペースXの投資家になった方がいいです。スペースXに投資できるアメリカの投資家は限定されていて、例えば私です(笑)。

田村 え? アニスさん経由だと投資できる? でもそんな250億円とかいうお金、僕は入れられないです(笑)。少額でも投資できるんですか?

ウッザマン 大丈夫です。話をしましょう。でもここでこんな話をしていたら、証券関連の法律で捕まるので(笑)。

ただ、実際にスペースXへの投資はすごく厳しくて、イーロン・マスクさんが決めた投資家しか投資できないんですよ。ものすごく厳しい審査を通らないといけなくて、9カ月ぐらいかかりました。

それとアメリカの国家安全保障にも関係しますし。すごく色々なルールがありまして、厳しいんですね。でもまあ、宇宙に興味があれば、スペースXはやっぱり大きいですし、次の大きな世代を引っ張っていく企業でもあるので。

スペースXで一番いいなと思うのは、世界の人口のうちインターネットをまだ使うことができない人は4割ぐらいいるらしいのですが、スペースXはこの4割の人に衛星経由でインターネットが使えるようにしようと考えているところです。教育や医療を届けたいんですね。それが彼らのメインの理由なんです。

スペースXは今、宇宙にだいたい1万2千個の衛星をぐるぐる回していて、衛星コンスタレーション(複数の人工衛星を連携させて一体的に運用するシステム)を実現しています。夢があるので、ぜひまた話したいです。

スペースXの大型宇宙船の試験飛行で、再利用を目指すロケット部分が戻ってきたところを発射台がキャッチ、回収することに成功した=イーロン・マスク氏のX投稿

田村 スペースX社も好きだし、イーロン・マスクさんも好きです。イーロン・マスクさんの関係で言うと、僕は7年前、シリコンバレーで(イーロン・マスクさんが経営する)テスラの(電気自動車の)モデルXに初めて乗りまして、日本に帰ってきてすぐにテスラの株を買ったんですよ。

そしたら、みるみるうちに成長していって。アニスさんほど(投資額は)入れてないですよ(笑)。少額(投資)だけど、自分が面白いとか、夢があると思ったものに投資して、一緒に成長できるって、なんていい経験させてもらったんだと思って。

今もやっぱりイーロン・マスクさんがどんなことするのかと考えると、やっぱり興味ありますね。

ウッザマン やはり素晴らしい起業家だと思います。もちろん政治的なところ、色々と彼も大変だと思うけど、起業家としては世界を次々に変えている人なので、すごくいいと思います。

時間もないようなので最後の質問をしますけれど、淳さんは、中小企業から日本を元気にするというプロジェクトのアンバサダーもやられていますね。具体的にはどんなことをやっているのかをお聞かせください。あと、淳さんにあこがれている若い人もたくさんいると思うので、私自身もそうですし、何かメッセージをお願いします。

田村 僕が中小企業を支援しようと思ったのは、日本では大企業はごく一部で、ほとんどが中小企業だっていうのを知ったからなんですよね。

中小企業の人たちは、予算は少ないけど、決定するスピードとか、何かを生み出すときのクリエーティブな作業とかがすごく柔軟に行われていて、この人たちがまず元気にならないと、新しいものも生み出されないし、日本の中で活力が生まれないと思ったんです。

そういった意味で、もし僕の力が中小企業の人に使ってもらえるんだったら、ぜひ使ってくださいっていうところがスタートです。

対談する田村淳さん
対談する田村淳さん=2024年7月、東京、関根和弘撮影

なので、起業家の人に僕が一番期待しているのは、日本では色んな規制があるからこそ、なかなかスタートアップの人が突き抜けられない壁とかあると思うんですけど、そこを僕たちみたいな芸能の人が、スタートアップの人と組んで、世論も構築して、手を取り合いながらできればと思います。

まだまだ起業家の人が「こんなことをやりたいのに進まない」っていうところに、手を一緒に組んでやれる芸能人とかインフルエンサーの人はたくさんいると思うんです。そこをアニスさんにまとめてもらって、前に進むみたいなことがこの先やれたらなと思いますね。

ウッザマン ありがとうございます。今日来ている1200人は、皆さんやっぱりスタートアップが好きな人たちなんですよ。淳さんもスタートアップが好きなわけですけど、だから、スタートアップを大きく育てて、日本を元気にしてほしいと思います。ぜひ淳さんにも関わっていただければ。

田村 僕でよかったらどんなことでもやりますんで、声かけていただけたらと思います。仲間に入れてください(笑)。