はじめまして。
絶景プロデューサーの詩歩(しほ)です。今月よりこちらで記事を書かせていただくことになりました。
旅行のことはもちろん、SNSやマーケティング、地方創生だったりドローンだったりと、私のアタマの中にあることをゆる〜く書いていこうと思いますので、どうぞおつきあいください。
「こんなこと書いて欲しい!」というご要望や感想は、ぜひこちらのTwitterやInstagram までお寄せいただけたら、ぜひ参考にさせていただきます。
私の肩書、「絶景プロデューサー」。どんな仕事なのか想像できないですよね。私も、フリーランスとして「絶景」にまつわることだけで生活をしはじめて2018年で4年目を迎えるのですが、名乗りながらも未だにしっくりくる肩書きを見つけられずにいます。良い肩書、思いついた方ぜひ教えてください(採用させていただくかも)。
仕事は、主に「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にまつわるプロデュース業です。もともとこの仕事を始めるきっかけは、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」というFacebookページを2012年に開設したこと。新卒入社した広告代理店の新人研修の課題で作成したのですが、Facebookの流行と共に成長しまして、1年で「45万いいね!」、6年目の現在「70万いいね!」をいただく大きなメディアへと成長しました。
このページがきっかけで、同名書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を出版し、そちらも驚くことに年間売上が写真集部門で2位をいただきました。現在は1年に1冊ベースで出版を続け、5冊目の最新刊「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編」をもって、累計60万部を発しています。今では絶景ブームの火付け役とご紹介いただくことも多いです。
2年で務めた会社を辞め、独立しました。当初出版以外の仕事はなかったのですが、幸いにも「絶景ブーム」が2014年に起こったこともあり、企業さんタイアップのお仕事をいただくようになりました。求められる役割の多くは、「知られざる絶景の発掘・紹介」。Facebookページ運用で鍛えられた、絶景の発掘・写真のセレクト・SNSでの情報発信スキルを認めていただいたご依頼が多かったです。
独立した当初は「絶景」だけでごはんを食べていくことなんて可能なのだろうか?そう思っていました。でも「バイトでもすれば死ぬことはないし」と楽観的に考えて、悩むことなく勢いで独立しました。幸い仕事は順調で、スタッフ9人を雇う側になりましたが、「絶景」だけでビジネスになり、雇用まで生まれてしまうとは、一体誰が想像していたでしょうか。
「職業」って本当に自ら創り出すものだなぁ、と思います。名乗るだけで、一瞬でその職業になれるのだから。会社を興さなくてもいい、メンバーを見つける必要もない。これからはわたしのようなロールモデルがもっと増え、もっともっと職業選択が自由な時代になると思います。
私の場合は、偶然「絶景」の分野でナンバーワンになれたことがきっかけでしたが、切り口なんて無限大です。もしフリーランスになることを考えている方がいるのなら、考えて欲しいのが「ナンバーワン」なのか「オンリーワン」なのか、ということ。
最初に始めるのに簡単なのは「オンリーワン」です。例えば「写真」でナンバーワンになろうとすると、日本のみならず海外の名だたるフォトグラファーを超えないといけません。でも「写真×東京」で、東京を世界で一番キレイに撮るフォトグラファーになるぞ!というと、一気に身近になりませんか?(決してすぐになれるものではありませんが。)何かを掛け合わせてオンリーワンの分野を作り出すことで、あなたは一気にその業界の先駆者です。ちょっとドキドキしてきませんか?
何か新しいことを始めようとしたら、何かを「掛け算」してみる。ぜひアタマの片隅に入れておいてもらえたら、と思います。