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日韓夫婦の日常をありのまま配信 注目集まるユーチューブチャンネル

現地発 韓国エンタメ事情
トークイベントに参加した日韓夫婦のユーチューバーたち=駐大阪韓国文化院提供

コロナ禍で日韓の往来も難しくなっているなか、日本人と韓国人の夫婦が配信するユーチューブが両国で人気だ。ユーチューバーの日韓夫婦4組が9月20日、大阪市の駐大阪韓国文化院に集まり、トークイベントで語り合った。

イベントの司会を務めたのは、「Furuya's Room-ふるやのへや-」を配信している古家正亨さんと、Mina Furuya(ホミン)さん夫婦。古家さんはラジオDJやK-POP関連のイベントの司会などで知られるが、新型コロナでK-POP関連のイベントが激減し、シンガーソングライターのホミンさんの勧めでユーチューブ配信を始めたという。ホミンさんが作る韓国料理を紹介したり、「家電マニア」という古家さんが家電レビューを語ったり。「急に家にいる時間が増えた夫のしゃべる場を作りたかった」とホミンさん。

4組の日韓夫婦のうち夫が韓国人なのは唯一、熊本から配信している「怪獣たち」の夫婦。韓国人の夫ドンちゃんと、日本人の妻ホドゥちゃん、そして「怪獣」と呼ばれる二人の子どもの日常だが、古家さんも「編集がむちゃくちゃうまい」と絶賛する完成度。家族の会話は日本語だが、韓国語の字幕が付き、韓国の視聴者が多いという。映画を見ているような田舎の風景にも癒される。

古家正亨さんとホミンさんの「Furuya’s Room-ふるやのへや-」=画面キャプチャー

ドンちゃんとホドゥちゃんの出会いは、日本でも韓国でもない、インドだったという。きっかけは「ドンちゃんのナンパだった」と言うホドゥちゃんと、「それは記憶違い。ただのあいさつだった」と言うドンちゃん。いちいちかみ合わない夫婦漫才のような会話は「怪獣たち」にもたびたび登場する。韓国で再会し、結婚して沖縄で暮らしていたが、家族で世界旅行に出ようとした矢先、新型コロナで足止めを食らった。ホドゥちゃんの実家の熊本での「スローライフ」をコメディタッチで配信している。

ほとんど日本語も日本についても知らない状態で結婚して大阪に来たヒョンちゃんと、日本人の夫ヤパンの「OHテレビ」は、外国人目線で改めて日本を見直す楽しみがある。温泉旅行の様子を公開したり、居酒屋に行ってメニューを紹介したり。無邪気に日本での体験を楽しむヒョンちゃんに、日本語教師でもあるヤパンが解説する。ヒョンちゃんの日本語が上達していくのも見ものだ。二人は互いに語学を教え合うパートナーを探すマッチングアプリで出会ったという。日韓関係が険悪な中で来日し、不安もあったというヒョンちゃんだが、「ユーチューブを通じて日本の人たちにも楽しんでもらえてうれしい」と涙ぐんだ。

日韓夫婦のユーチューバーが集い、語り合った=駐大阪韓国文化院提供

東京のsu(妻、韓国人)とshu(夫、日本人)が配信する「su チャン shu movie」は、日韓文化比較のネタも多く、チャンネル登録者数は2万3千人を超える。漫画が好きで日本に関心を持ったというsuの日本在住歴は長く、日本語もペラペラだ。出会いから結婚までの話、互いの実家に行った時の話など、二人の率直なトークがおもしろい。

4組のトークでは、互いにユーチューブを見ながら感想を述べたり、企画や編集、収入について尋ね合ったり。「来日当初は日本の食べ物に興味津々だったのが、1年ぐらいたつとニンニクを食べないからか元気が出なくなった」「けんかする時は、スラングの多い韓国語でやる方が有利」など、それぞれの夫婦が体験や思いを語り合った。

トークイベントの様子は、駐大阪韓国文化院のユーチューブで10月に配信される予定。