京都との意外な共通点も　絶景を求めて新潟・佐渡島へ

こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。

GoToトラベルキャンペーンに東京が追加の方針となり、少しずつ国内旅行が再開してきた日本。当面は密を避けながらの「withコロナ旅行」ではありますが、アウトドア等で自粛ストレスから解放されている方も多いのではと思います。

そんな中、私はお仕事もあり初めて新潟県佐渡島を訪れてきました。沖縄本島を除けば「日本一大きな離島」である佐渡島。今回の記事ではその魅力をお届けしたいと思います。

佐渡島とは

新潟県から船でアクセスする佐渡島。港は2つありますが、駅や空港から近い「新潟港」を出発し「両津港」に到着する航路が一般的です。

所要時間はフェリーの種類によって最短1時間〜2時間半。私は景色や食事を楽しみたかったのでカーフェリーで向かいました。自家用車の乗り入れが可能なのも嬉しい！

おすすめスポット

島をほぼ1周する県道は約167Kmもあるので（県道では日本一の長さ！）、島全体を観光したい場合は1泊以上がオススメです。今回は私が3泊4日で巡った中からオススメの場所をご紹介します。

・北沢浮遊選鉱場跡
かつて日本産業の近代化を後押した佐渡金山。このスポットは「東洋一」とうたわれたその金銀の選鉱所の近代産業遺産です。「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」は、世界遺産の暫定リストにも記載されているので、世界遺産登録間近とも言われていますよ。

・万畳敷
沢崎海岸にある干潮時に出現するスポットです。海底火山の噴火による溶岩が転がる海岸ですが、夕暮れ時に無風になるとオレンジ色の空が水面に反射した幻想的な光景を楽しむことができます。岩がすべりやすいのでスポーツサンダルで来ることをオススメします！

・宿根木
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「宿根木（しゅくねぎ）」の街。かつて北前船が寄港した江戸〜明治にかけて「船大工」の街として発達した面影を残す貴重な街並みです。小さな集落ですが、カフェや博物館になっているのでぜひゆっくり滞在できます。

・長谷寺
1200年の歴史がある長谷寺（ちょうこくじ）。空海が開いたとされるその境内にはなんと100羽ほどのウサギが放し飼いに！その理由は、境内に咲く牡丹で酒を作っていることから除草剤を使えず、草取り役として飼われ始めたから。「ウサギ観音」もいらっしゃって、何とも不思議な空間でした。

・清水寺
京都の清水寺が佐渡にもあった！？ こちらの清水寺の読み方は「せいすいじ」。桓武天皇が「佐渡の人々が京都の清水寺へ参拝できない」とお嘆きになり808年に建設されたそうです。“清水の舞台”のような「救世殿」があったり、本尊も同じ千手観世音菩薩だったりと共通点がたくさんありました。

おすすめグルメ

佐渡島の立地はグルメ好きにとっては奇跡のロケーション！

海産物では暖流と寒流の接点にあるためマグロや寒ブリなど多様な海産物を楽しめます。また農作物も米どころであるのはもちろんのこと、りんごの南限、ミカンの北限といわれ季節によって様々なフルーツも楽しめるんです！

・長浜荘の海鮮丼
店内は窓が大きくオーシャンビュー！大きな生簀もあり新鮮な佐渡の海鮮がいただけます。人気はボリューム満点な海鮮丼！観光客に人気のため、事前予約がベターです。

・天然ブリカツ丼
2010年に誕生したご当地グルメ「天然ぶりカツ丼」。天然だけあってプリプリの食感が本当に美味しい！ 特製醤油ダレはあごだし（トビウオ）で、お米ももちろん佐渡産です。

・フルーツ＆カフェさいとう
農家さんが直営する新鮮な佐渡のフルーツを使ったスイーツカフェ。一番人気は「いちごけずり」で、なんと凍らせたイチゴをそのまま削ったという贅沢なもの！氷を削るかき氷と違いキーンとせず面白い食感でした。

・日和山コーヒー
「手ぬぐいとコーヒー」をテーマにした古民家カフェです。佐渡のフルーツを使ったスイーツや食事がいただけるのはもちろん、販売している雑貨はご当地ものが多く、お土産にもGOOD！

・佐渡乳業のミルクソフトクリーム
地方に行く楽しみに一つはご当地ソフト！佐渡の牧場でとれた新鮮なミルクを使ったソフトは、まさにバニラじゃなくミルクの味！直売所「みるく･ぽっと」で購入できます。

お仕事やご家族の事情でまだまだお出かけが難しい方もいると思います。今すぐ旅に出るのではなく、ぜひこの記事を参考に、将来の旅行計画にしてくださいね。

また前の連載記事では「withコロナ旅の必携アイテム」や「気をつけたいこと」をまとめています。そちらを参考に、旅をする際は「うつさない／うつらない」ための最大限の対策をとって旅行を計画してくださいね。

※2020年9月21日時点の情報をもとに執筆しています。
※旅行前に、国や各自治体が発表している最新情報を各自ご確認ください。