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韓国の新法相、秋美愛氏の息子を巡る疑惑 独立した捜査機関の調査を

東亜日報より
Choo Mi-ae, Head of Minjoo Party of Republic of Korea, speaks with delegates during the closing ceremony of the "CPC in dialogue with world political parties" high-level meeting, at the Diaoyutai State Guesthouse in Beijing, China December 3, 2017. REUTERS/Fred Dufour/Pool

秋美愛法相側が、息子が軍に復帰しなかった事件(注:秋法相の息子が兵役中、病気休暇の後に軍に復帰しなかったことについて、秋法相側から軍に対して何らかの圧力があったという疑惑が指摘されている)に関連し、病暇(病気休暇)を申請した根拠とされる医師の意見書を公開した。しかしながら、医師の意見書は、軍に復帰しなかったことに関連し、圧力を行使したという疑惑についての何の説明にもならない。

秋法相は自身の秘書と軍関係者が通話した事実を否認したが、秋法相の秘書と通話したというA大尉の陳述の録音が公開され、嘘であることが分かった。A大尉と彼の上官にあたるB元中佐は、この事件を捜査中、ソウル東部地検でA大尉が秘書と通話した事実を陳述したが、この内容は調書から外された。あり得ないことだ。

秋法相を擁護していた与党側は、秋法相の秘書の通話については事実としながらも、通話したからといって圧力を行使したことにはならないという線で留めた。息子の軍未復帰事件が起きた2017年6月当時、秋法相は新たに与党となったばかりの党代表の地位にあり、息子のことは公務とは無関係の個人的なことであって、秘書が通話するような公的なことではない。秘書が通話した事実が認められるなら、与党の代表が秘書を通じて圧力をかけたという疑惑は免れられない。

秋法相が検察総長との合意を事実上無視し、全権を行使した人事によって今年2月からこの事件を指揮したソウル東部地検のコ・ギヨン地検長は、法務部次官に抜擢され、この事件の捜査の報告を受ける位置にいたキム・グァンジョン大検察庁(最高検察庁)刑事部長は、ソウル東部地検長に抜擢された。彼らは秋法相の秘書の通話記録を確保するだけで把握できる単純な事実を、8ヶ月にわたって伏せてきた責任がある。これ以上、ソウル東部地検に捜査を任せるわけにはいかない。法相や次官の影響力も捜査から排除されるべきだ。

ソウル東部地検が被疑者の犯罪を立証する核心事実を隠したことが事実であれば、職務放棄に該当する。検察総長は検事の犯罪について疑惑が提起された時、特任検事を任命し、捜査させることができる。秋法相は検察総長が捜査の総指揮者であるにもかかわらず、尹錫悦(ユン・ソギョル)総長側近が関連する事件で尹総長から独立した捜査のために捜査指揮権まで発動した。今回は秋法相が自身の影響力から独立した捜査を受ける番だ。

(2020年9月7日付東亜日報、社説)

(翻訳・成川彩)