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総選挙控える韓国 元大統領候補の安哲秀氏が医療ボランティアを終える 

東亜日報より 更新日: 公開日:

新型コロナウイルス感染症の拡散を受け、大邱で3月1日から医療ボランティアに従事してきた国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表は15日、活動を終えてソウルに戻った。

安代表は15日午後、啓明大学大邱東山病院でボランティア活動を終え、記者会見を開いた。「ソウルに戻ったら、憎悪や排除ではない統合と希望が中心となる選挙を考えている」と話した。

さらに「既得権勢力が勝ち、過去の分裂に戻る選挙ではなく、危険の中でも献身的にボランティアに従事する本物の英雄と私たち市民たち、そして私たちの未来である子どもたちが笑えるような選挙にしたい」と強調した。

安代表は「苦痛と死が伴う現場に身を置き、一筋の希望を見つけることができた。IMF経済危機の克服のために全国民が一つになった時から20年余りたった今、再び国民の心がここに集まってきているのを感じた」と話した。

また、「ボランティア、献身、統合、共同体、市民意識など長い間忘れていた単語が再び力を持ってくるのを感じた。大邱市民の皆さんのこのような姿は、私がその日の仕事を終えて病院近くの宿に戻り、静かに様々なことを考えさせる大切なきっかけとなった」とも付け加えた。

安代表は「ソウルに戻れば2週間の自宅隔離。その間も我が国の未来のために最善を尽くして選挙の準備をしたい。国民の評価を受け、選挙が終わればまたここ、大邱に戻ってくる」と話した。

(2020年3月15日付東亜日報 キム・ジナ記者)

(翻訳・成川彩)