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ミュージカル「アイーダ」ラダメス役チェ・ジェリム インタビュー

東亜日報より
チェ・ジェリムが最近最も関心を持っているのは、体づくり。ミュージカルで衣装を脱ぐ場面があるためだ。「やせ型なので、これまでは食べることばかり意識していたけど、最近は生まれて初めて食事のコントロールをしています」と言う。

「声量の男」再降臨。身長188センチの体からわき出てくるエネルギーと、劇場を貫くような発声が魅力的な俳優チェ・ジェリム(34)が、ミュージカル「アイーダ」で舞台に帰ってきた。彼が演じる主役ラダメスはアイーダを愛するエジプトの将軍。戦闘に長け、勇猛だが、愛する人の前では誰よりも弱い人物だ。

ソウル市瑞草区の稽古場で会ったチェ・ジェリムは「愛のためにすべてを捧げる『愛のバカ者』。好きな人ができると他のことが見えないのは僕とも少し似ています」と笑う。「アイーダ」は、ヌビアの王女アイーダとエジプトのファラオの娘アムネリス、そして二人に愛される将軍ラダメスの運命を描いた。エルトン・ジョンが作曲し、ポップスの色合いが濃く、華麗な照明と舞台装置で「見た目に豪華」なミュージカルとして知られる。2005年の国内初演から2016年まで4シーズンで73万人の観客を魅了した。

実はチェは、このような愛の演技に慣れていない。2009年に「レント」でデビューし、11年目の俳優だが、ロマンスへの挑戦は初めてだからだ。

「気難しいおばあさんの校長、女装の男性など、いわゆる濃いキャラクターが多かった。比較的正常な(?)ロマンスの演技がこんなにも難しいとは知りませんでした。でも、『チェ・ジェリムに平凡な役は似合わない』という視線を克服する機会にしたいです」

挑戦を楽しむ性格のおかげで、チェは新人に戻ったかのように稽古場でときめいている。「以前は舞台に上がって拍手を受けた時に胸が高鳴ったが、『アイーダ』は稽古場でも胸が高鳴る瞬間があります。まだ不十分な状態ですが、感情と歌、演技がすべてぴったりくる瞬間。今日もありました。この感覚が好きです」

「アイーダ」とは縁がある。2010年の「アイーダ」の公演の時、ラダメスのアンダースタディー(主演の代役)として稽古に参加した。残念ながら舞台に上がる機会はなかったが、心のどこかにいつもラダメスの存在があった。

「忘れたと思っていたけど、10年前の稽古の場面を時々思い出します。『本当にやりたかったんだ』と改めて感じています。稽古をすればするほど、ポップスの色合いの濃い曲が本当にいいなと思います」

約9年がたち、主演を務めるチェは「俳優としてずっと成長した今、ラダメスを演じられて良かった」と言う。KBSのバラエティー番組「男の資格」に出演するなど認知度も高まったが、ずっと自身の演技に対する不満があった。結局、再び韓国芸術総合学校大学院に進学した。

「ミュージカル俳優にとってダンスと演技、歌、舞台同化力などの能力が1~10点まであるとすれば、あの頃の僕はマイナス5点のレベルでした。今は経験と学びを重ねて少しはましな俳優になったと思います」

「アイーダ」は制作社であるディズニー・シアトリカル・プロダクションが今年を最後にブロードウェイのレプリカ公演を中断することを決めた。本意ではなかったが、チェは「幕を下ろす」抑え投手となった。

「多くの先輩方が演じてきたアイーダの名声を傷つけないよう、仕上げたいと思います。もちろん、観客は僕だけを記憶するでしょう。あはは」

11月13日から2020年2月23日まで。ソウル市龍山区のブルースクエア・インターパークホール。6万~14万ウォン。

(2019年11月4日付東亜日報 キム・ギユン記者)

(翻訳・成川彩)