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「タチャ3」主演パク・ジョンミン「プレッシャーがあるから全てを注ぎ込む」

東亜日報より
ジャンルを超えて演じ、文章も書き、本屋も運営する俳優パク・ジョンミンは、心赴くままに進む「現在進行形」の若者だ。11日公開の映画「タチャ ワン・アイド・ジャック」は他の「タチャ」シリーズと違い、韓国の平凡な若者の視線から始まる。(ロッテエンターテインメント提供)

周りからは「うまく演じたところで、元が取れるかどうか」「わざわざ飛び込む必要のない挑戦」などと言われた。それもそうだ、11日公開の「タチャ ワン・アイド・ジャック(タチャ3)」(クォン・オグァン監督)のシリーズ1「タチャ」(2006、チェ・ドンフン監督)は、チョ・スンウ、キム・ヘス、キム・ユンソクなど傑出した俳優たちの名演技と名台詞があいまった秋夕(チュソク=韓国のお盆)映画の「レジェンド」だ。

主演俳優のパク・ジョンミンは、チャックィ(チュ・ジンモ)の息子で、貧乏な公務員試験受験生ド・イルチュル役を演じ、映画にオールインした。

「タチャ3」の公開を前に、ソウル市鍾路区のカフェで会ったパク・ジョンミンは、「『タチャ』シリーズというプレッシャーを除けば、監督もシナリオも、尊敬するスンボム先輩(リュ・スンボム)も一緒なので、俳優としてはやらない理由のない映画」と話した。

「タチャ3」は1、2と違って、今の韓国の現実から始まる映画だ。最も公正だとされる公務員試験ですら、実力ではなく、払える限りの「金」が必要な世の中。青年ド・イルチュルは人生を変えるチャンスのカード「ワン・アイド・ジャック」を手にし、命がけのポーカーゲームに挑む。

「僕自身も、ほかの若者たちと同じように不安で幸せな時期を過ごし、今も同じです。何の考えもなく遊んでいたこともあるし、急に焦ったり、失敗者のように感じることもありました。友達と職場の問題や結婚の悩みを話し合いながらいつも心をくだいてきたことが、ド・イルチュルを演じるのに役立ったでしょうか」

共演者のイ・グァンスはパク・ジョンミンについて「常に作品にオールインする俳優」と表現した。2018年の映画「それだけが、僕の世界」ではピアノの才能を持ったサヴァン症候群の青年、映画「辺山」ではラッパーになりきるために重ねた努力が、「タチャ3」を前に思い出される。今回もやはり、何ヶ月もの間カードゲームの技術を学び、体重も20キロ減量した。

「そんな天才的な才能を持つ人なんて、ほとんどいませんよ。プレッシャーがあるから、むしろすべて注ぎ込むんです。時々、そこまで努力する自分の姿が恥ずかしくも感じるぐらいです」

シリーズ1、2のヒットというプレッシャーも大きかったが、共演の先輩俳優たち、特にリュ・スンボムと共に演じたのは大きな意味を持っていた。パク・ジョンミンはこの映画をリュ・スンボムと撮るために「ファンレター」を書いたほどだ。

「僕の世代の俳優たちはみんなスンボム先輩の演技を見て育ちましたから。一番ありがたかったのは、スンボム先輩と交わした日常的な会話でした。僕が疲れて見えた時『本当によくやってる。しんどい時はしんどいって言ってもいい』という言葉には感動しました」。

「タチャ」という名前がついている以上、シリーズ1、2との比較は避けられない運命だ。この誠実な青年は、シリーズ1を思い浮かべる観客に伝えたいことを聞くと、しばらく考えた後、こんな風に答えた。

「僕も監督もみんな『タチャ』を50回くらい見ました。僕たち俳優みんなが大好きな映画です。その作品のファンたちが『弟』格の続編がどんな風に作られたのか、楽しんで見てください」

(2019年9月9日付東亜日報 イ・ソヒョン記者)

(翻訳・成川彩)