国際女性デーにぜひ読みたい、この8本

韓国でミリオンセラー、日本でもヒットした「82年生まれ、キム・ジヨン」。韓国社会における女性の生きづらさがテーマでした。韓国出身でいま日本で働く記者は、この本が日本でも女性の幅広い共感を得たことに「うれしさを感じ、気が滅入り、でも希望を感じた」と言います。
ハリウッドの西部劇に出てくるのはいつも屈強なカウボーイたち。典型的な男社会とみられていたアメリカ西部で農場や牧場の経営に携わる女性が増え、持続可能な牧場経営といった創意工夫に取り組んでいます。
美容整形、入念なメイクが当たり前のものと受け止められている韓国で「反旗」をひるがえす女性が出始めています。メイク後にスッピンに戻り、「そのままのあなたが美しい」と訴える動画が550万回再生。
家族から逃れて難民としてカナダに渡ったサウジ女性が以前、注目を集めました。 ここ数年、国外脱出を図る女性は増えていると人権団体。運転解禁など女性を解放しつつあるかに見えるサウジアラビアで、何が起きているのでしょうか。
山に魅せられて訪れたパキスタンで目にしたのは、衛生環境のひどさから命を落とす赤ん坊や妊産婦たち。何とか救いたいと、幼子を連れてパキスタンに移住した督永忠子さん、波乱の半世紀を上下2回の連載で。
国連世界食糧計画(WFP)の職員としてセネガルで働くワーキングマザー、野副美緒さん。世界中を転勤して回りながら結婚し、家庭を持ちました。アフリカでの子育て事情、国連職員の休暇事情などリアルに語ります。
「日本は働く女性を増やすことには成功したが、その裏で、女性が子育てをしながらキャリアアップすることをほぼ不可能にする差別的な文化が存在している」。ニューヨーク・タイムズ・マガジンの指摘です。
子育てを通じて身につく能力は、仕事でも使えるスキルに変換できる。イタリアの社会起業家リカルダ・ゼッザ氏は、そんな意識をはぐくむプログラムを開発しました。子育ての経験によって身につけるスキルを「MAAM」と名付け、女性だけでなく男性にも役に立つと話します。