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「最強パスポート」ランキングで日本が首位陥落 今年の1位はアジアのあの国

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写真はイメージです=gettyimages
写真はイメージです=gettyimages

イギリスのコンサルティング会社が毎年発表しているパスポートの「強さ」を表すランキングで、昨年は首位だった日本が3位に下がったことが明らかになった。代わって首位に立ったのは近年著しい経済発展を遂げたアジアのあの国だった。

ロンドンの拠点を置くコンサルティング会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ」は、国際航空運送協会(IATA)のデータに基づき、199カ国のパスポートと227の目的地を対象に、パスポート保有者がビザなしで渡航できる国と地域の数を指数化してランキングを発表している。

それによると、今年の首位は、ビザなしで訪問できる国・地域数が192だったシンガポールだった。2位はドイツとイタリア、スペインが190の同点で並び、日本はフランスや韓国、スウェーデンなど6カ国とともに3位(189点)タイだった。

日本は昨年までの5年間で4度1位(2018~2020年と2022年)になったことがあり、「最強のパスポート」と言われてきた。

各国民がビザなしで訪問できる国・地域は年によって増減しており、日本の場合は昨年より4カ所減った。これは各国の新型コロナ対策などによる政策変更も影響しているとみられる。

一方で、同社は前述のランキングとは逆に、その国が、自国を除く198カ国のうち何カ国のパスポート保有者に自国へのビザなし入国を認めているかの「開放度」を指数化。それによると、シンガポールは163カ国で14位。一方の日本は69カ国で62位だった。