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ミャンマーから帰国する久保田徹さん、なぜ刑務所に収監? 軍が統制する危険な現実

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空港で歩きながら手を振る男性(久保田さん)の後ろをカメラを持った報道陣連なる
帰国し、支援者らに笑顔を見せるミャンマーで拘束されていた映像作家の久保田徹さん(中央)=2022年月日午前6時分、羽田空港第3ターミナル、瀬戸口翼撮影

11月17日に解放されることになった映像作家の久保田徹さん。彼はなぜミャンマーで拘束されたのか。

久保田さんのツイートなどによると、これまでミャンマーのロヒンギャ難民問題や、日本に暮らす難民らをテーマに作品を発表してきたという。

ミャンマーでは昨年2月に軍事クーデターが起きた後、市民への弾圧が激しくなっていた。久保田さんは今年7月30日、ヤンゴンで、市民による抗議デモを撮影中に治安部隊に拘束された。久保田さんはドキュメンタリーを撮影していたという。

拘束後、久保田さんはミャンマー軍の統制下にある裁判所で、扇動罪と電子通信に関する違反で7年、さらに観光ビザで入国し、目的と異なる活動をしたとして出入国管理法違反で3年、計10年の禁錮刑を受けていた。裁判は非公開で、刑務所内で行われた。

友人でジャーナリストの北角裕樹さんらが即時解放を求めて抗議活動をするなどしていた。日本政府もミャンマー政府と交渉していた。

ミャンマーではジャーナリストらの拘束が相次いでおり、国際的な非難が高まっていた。

AFP通信によると、17日ミャンマー政府は、久保田さんら外国人4人を含め700人を釈放するという。

朝日新聞やNHKなどによると、恩赦による解放で、久保田さんは健康に問題はなく、近く帰国するとみられる。