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民泊予約で広がるウクライナ支援 2日で「寄付」2億円 ホストの無事祈りつつ…

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ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議するウクライナ人ら
ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議するウクライナ人ら=3月5日、大阪市北区、小川智撮影

Airbnbはアメリカにある同名の会社が運営している民泊仲介では世界大手。ロシアのウクライナ侵攻で困窮する人々を支えるため、ウクライナでの宿泊手数料を一時的に無料にしている。

3月4日、公式サイトで、「ウクライナでの宿泊予約をする形で、ウクライナの人々をサポートする動きが草の根的に起きていることを確認した」と発表した。

それによると、3月2、3両日で、ウクライナの宿泊先に対し、世界各地から6万1000泊超の予約があった。総額190万ドル(約2億1800万円相当)がホスト側に届く計算だという。

Airbnbの広報担当者は、朝日新聞GLOBE+編集部の取材に対して「この危機的状況の中、(このような支援の動きを受け)私たちのコミュニティーの寛大さに感激し、身が引き締まる思いです」などと回答した。

また、公式サイトの発表では「将来、平和への道が築かれることを切に願っています」としている。

TwitterやInstagramでは、世界各地の人々から、宿泊予約をしたとの投稿が相次ぎ、支援の輪が広がっている。

実際にやってみた

今回、記者もAirbnb日本版のサイトを利用し、宿泊予約をしてみた。

まず、「ロケーション」(宿泊地)を「ウクライナのキエフ」に、「チェックイン・チェックアウト」の日付を3月6~7日に、それぞれ指定して検索すると、300件ほどの宿泊先候補が出てきた。

Airbnbでキエフの民泊を検索すると、300軒ほどの候補が出てきた
Airbnbでキエフの民泊を検索すると、300軒ほどの候補が出てきた=Airbnbの予約サイトから

検索の上位にある宿泊先は、すでに多くの人が予約している可能性が高いと考え、下位の方にある宿泊先を1泊分予約した。

今回、料金の内訳のうち、Airbnb側の手数料は無料となっており、宿泊料金のみクレジットカードで支払った。

ホストの自己紹介欄を見ると、英語で「私は俳優と起業家を目指す若手です。旅行と新しい文化に触れることが大好きです」とあった。

今は安全な所にいるのだろうか。ホストの無事を願いながら、英語で「ウクライナの平和を心から願っています。いつも皆さんのことを想っています」とメッセージした。

記者がAirbnbで宿泊予約したキエフの民泊
記者がAirbnbで宿泊予約したキエフの民泊=Airbnbの予約サイトから

実際に試したことで改めて感じたが、最大のメリットは、クレジットカードなどの決済手数料を除けば、支払った額がそのままホスト側に届くという点だ。

確認した限りでは個人の民泊が多いため、軍事的な目的で寄付が使われる可能性は低いと考えられる。デメリットは、支援が均等に行き渡るとは限らないという点だが、検索では空室だけが表示されるため、大きく偏ることはなさそうだ。

ただ、予約する際に、注意してほしい点が二つある。Airbnbの広報にも確認したので、ぜひ参考にして頂ければと思う。

①ホストの情報確認を

念のため、ホストの自己紹介欄(居住地など)や口コミの確認をする。ウクライナに物件を持っているだけで、ウクライナにはあまり縁のないホストもいる可能性がある。どういう状況にある人か確証が持てなければ、可能な範囲でメッセージで聞いてみるのも手かもしれない。

Airbnbの広報担当者も取材に対し、「他の予約でも言えることですが、まずは口コミを読むことをお勧めします。そうすれば、ホストがどのくらいの期間、どのくらいのゲストを迎えてきたか、分かると思います」と話し、気にとめるよう呼びかけている。

②宿泊日は少し先の日付で

宿泊日を指定する際は、少し先の日付で宿泊予約した方が良い。万が一、何らかの原因でキャンセルする必要が出た時に、直前だとキャンセルできない場合がある。