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ビクトリアズ・シークレット、ファッションショーのTV中継中止を検討

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2018年11月8日、ニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Mike Segar)

同社は、このブランドが「成長のために進化し、変化しなければならない」と説明。レス・ウェクスナー最高経営責任者(CEO)は社員に送ったメモで「ここ数カ月、わたしたちは事業のあらゆる側面を見直していると述べてきた」とし、「伝統的なビクトリアズ・シークレットのファッションショーを再検討することに決めた。今後について、ネットワークテレビによる中継は適切でないと考えている」と述べた。

メモはスクリーンショットの形でインターネットに投稿され、CNBCが最初に報じた。

ショーのテレビ中継では、著名モデルのジジ・ハディッドやケンダル・ ジェンナー、アレッサンドラ・アンブロジオ、リリー・オルドリッジらが露出度の高い下着姿でランウェイを歩く様子が報じられ、性差別主義的、現実離れしているなどといった批判が高まっていた。

下着市場では、より安価なノンワイヤーのブラジャーや、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ傘下の「エアリー」が提供するスポーツブラに乗り換える女性が増えている。さらに、ポップ歌手リアーナが手がける下着ブランド「サベージ X フェンティ」などに顧客を奪われていることにより、ビクトリアズ・シークレットは苦戦を強いられている。

昨年には、Lブランズのエドワード・ラゼック最高マーケティング責任者が「ショーはファンタジーなので」大きなサイズやトランスジェンダーのモデルを採用する余地はないと発言。反発を招いた。近年は、ファッションショーのテレビ中継の視聴者も大幅に減少している。

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