ロシアの若者、44%が海外移住希望=世論調査
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[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアの若者の44%が国外移住したいと考えていることが、ギャラップの世論調査で明らかになった。
昨年2000人に面接した調査によると、ロシア人全体で国外移住を望む割合は20%と、2007年の17%以来の高水準。なかでも15─29歳の若年層の移住希望が際立って高く、ギャラップは今後のロシアの将来の経済的立場と政治的影響力が脅かされる可能性があるとしている。
30─45歳の国外移住を望んでいた人の割合は22%だった。
移住先で最も人気が高かったのはドイツと米国。
5年連続の実質所得減少や定年延長の動き、付加価値税(VAT)引き上げなどで国民の間に不安感が高まっていることが背景とみられている。