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花見シーズン到来!「川の国」埼玉で見つけた桜の名所

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を探して 更新日: 公開日:
唐沢川の桜堤(2017年撮影)

絶景プロデューサーの詩歩(しほ)です。

ついに東京でも桜の開花宣言がなされ、春本番が近づいてきました。

私も仕事柄様々な場所へ桜を見に行くのですが、その中で“ある法則”に気づきました。それは、桜は川沿いや水辺に植えられている事が多い、ということです。

宮城県「白石川堤一目千本桜」(2018年撮影)

この理由について調べてみると、はじまりは江戸時代のことだそう。

現代のように堤防などのインフラ整備が整っていなかった時代は、大雨によって土手が決壊して人々が頭を悩ませていたそう。

しかし堤防を建設するのは多大なコストがかかります。そのため、どうしたら低コストで強い土手を作れるかを考えた結果、「土手に桜の木を植えれば、花見客が集まって自然と踏み固められ、強い土手になるのでは」というアイデアがうまれ、それをもとに川沿いには桜の木が植えられるようになったそうです。

静岡県焼津市「木屋川堤の桜」(2018年撮影)

数百年前の先人の知恵が、現代までこうして受け継がれていると思うと、桜の花を見上げるだけでなく、なんだか地面の土も愛でたくなってきてしまいますよね。

さて、日本の都道府県の中で“県土に占める河川面積の割合”が最も高い県をご存知でしょうか。

静岡県富士市「龍巌淵(りゅうがんぶち)」(2018年撮影)

それは埼玉県。

私は大学時代4年間埼玉県に住んでいたのですが、正直「川の国さいたま」のイメージはありませんでした。しかし、利根川や荒川、また長瀞など意識してみれば多くの河川に恵まれています。

川が多いということは、それだけ桜の名所も多いのではないか。その考えのもと2017年春に埼玉県の桜の名所を探してみたところ、地元以外ではあまり知られていない桜の名所の数々を発見!

今回はその中から、東京から気軽に電車で巡れる「埼玉のお花見スポット3箇所」をご紹介します。

1.唐沢川の桜堤

唐沢川の桜堤(2017年撮影)

JR深谷駅の前から川沿い続く3Kmの桜並木。瀧宮神社へ渡る赤い橋をアクセントに撮影してみた一枚です。

本当は、自分を入れた写真を誰かにお願いして撮ってもらいたかったのですが、満開なのに花見客がほぼいなくて、結局誰にも頼むことができず…。平日ではありましたが、ほぼ貸切状態で桜を満喫することができました。

2.元荒川の桜並木

元荒川の桜並木(2017年撮影/iPhoneにて)

こちらは、川沿いまで下りることができる桜並木。JR吹上駅から歩いてアクセスが可能です。

先ほどの唐沢川とは違い、桜を見上げて楽しむことができるので、違う写真を楽しむことが出来ます。

川は浅くて狭い場所も多く、夏には水遊びができそうな飛び石も。その飛び石を渡っている様子を、花見客の方にお願いして撮影してもらった一枚です。

夜桜のライトアップも開催しているそうですよ!

3.さきたま古墳公園の桜

さきたま古墳公園の桜(2017年撮影)

埼玉県が誇る歴史スポットである、さきたま古墳群。私は歴史好きから旅好きになったいわゆる“歴女”なので何度も来たことがありましたが、ここが桜スポットだなんて知りませんでした。

写真に写っている「丘」に見えるのも、実は古墳!「丸墓山古墳」という「日本一大きな円墳」と言われているものなんです。

公園では子供連れの方が多く遊んでいたので、家族連れで週末に遊びに行くのも良いかもしれませんね♪

以上、川の国「埼玉県」でおすすめのお花見スポット3選でした。

私がこちらを巡ったのは、2017年4月10日。2019年の桜前線をチェックして、ぜひ見頃の時期に訪れてみてくださいね!