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世界の絶景スポットでは今、壮絶な場所取り競争が起きている

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を探して
グラハムストリートでの一枚
グラハムストリートでの一枚

絶景プロデューサーの詩歩(しほ)です。

「インスタ映え」という言葉が流行語大賞に選ばれてから、1年が経過しました。

「流行」になるということは「廃れる」こともあるということ。しかし「インスタ映え」の勢いは未だに衰えることを知りません。

毎月、国内外問わず様々なスポットへ旅をしますが、Instagramで有名スポットにはお目当てのショット狙っている人がたくさん。

私もその中にまぎれて撮影を楽しむわけですが、最近は若い女性だけでなく、男性や親世代の人々も「インスタ映え」を楽しんでいます。

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マカオの“フォトジェニック”な壁の前で撮影

しかし「インスタ映え」という言葉そのものはダサくなってきています。

最近は英語を使って「Photogenic=フォトジェニック(写真で映える)」と言ったり、それを略した「フォトジェ」と、さらには「映える(ばえる)」だったり、「インスタ映え」ることの表現自体が変化してきています。

この2019年に「インスタ映え」という言葉を使っている人は「ちょっと時代遅れだな」と思われてしまうので、気をつけましょう。

さてこの「フォトジェニック」ですが、世界的にも人気が過熱しているため、有名な「フォトジェニック」スポットでは壮絶な争いが勃発しています。

今回の記事では、私が2019年1月に旅をした香港・マカオで見てきた、「フォトジェニックの裏側」をご紹介します。

① Graham street/グラハムストリート

飲食店や露店が並ぶ、いわゆる普通の道の壁に描かれているウォールアートです。

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グラハムストリートでの一枚

青い背景をベースに、香港の住宅密集地を彷彿とさせるカラフルな家が描かれているのがとってもかわいい!「フォトジェニックな香港」では、おそらく人気No.1のスポットです。

ここでは“歩いている風”の写真がお決まりの構図なので、私もその構図で撮影してもらいました。でも実は、この1ショットを撮影するために「30分」も待ったのです。

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スペースの間を狙って撮影する観光客たち

この日は午前10時ごろ訪れたのですが、人・ひと・ヒト!

公共の場所のため、もちろん管理するスタッフはいません。そのため、観光客同士暗黙の了解で、到着した順に並んで待ちます。中には明らかな横入りや長時間独占する観光客もいて、トラブルになることも…。

上の写真は、心を寛大にして待機し、やっとのことで撮影できたショットなのでした。

② 西環泳棚/Sai Wan Swimming Shed

海に突き出た桟橋が、なんとも哀愁漂う雰囲気で素敵な場所。Instagramで訪問先を探していた際に、地元のユーザーがUPしている写真で見つけました。

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西環泳棚で撮影した一枚

日本ではまだほとんど知られていないスポットで、かつタクシーじゃないとアクセスしづらい辺鄙な場所。さすがに空いているだろう、と思い訪れたら、なんとこちらも長蛇の列!

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この後ろまで待機の列が

ここは前述のグラハムストリートとは違い、細長い場所のため1組ずつしか撮影ができません。ひとり2〜3分ずつ、そして友達同士でそれぞれ互いを撮影しあうため、5組の列でもそれだけで30分程度は待機せねばなりません。

さすがに疲れ果てて、自分が写り込む写真は諦めて帰ってきたのですが、世界問わず「フォトジェニックハンター」の人たちは根気強いものです。

③ 聖ポール天主堂跡/Ruins of St. Paul

マカオの世界遺産のひとつ、聖ポール天主堂跡。

イエズス会によって1602年に建設された教会なのですが、火事によって壁だけが取り残されているという不思議な場所です。

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聖ポール天主堂跡での一枚

マカオを訪れる観光客の全員が訪れると言っても過言ではないほどの人気スポット。実は正面の階段はこんな状態でした。

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階段を歩けない程の観光客が

ここも自分が写り込んだ写真を撮りたかったのですが、この光景をみた瞬間断念。なるべく他人が写り込まない構図を探して、撮影しました。

これを読むと、「フォトジェニックは大変だ」と思う方が多いと思います。

混雑を避ける方法は、普通の観光客が訪れる時間を避けること。つまり早朝など、まだ他の観光客がホテルにいる時間帯に訪れれば、無人状態で思う存分写真撮影ができるのです。

簡単には撮れないショットだからこそ、撮れたときの感動が違うというもの。

これからフォトジェニック旅をする方はぜひ朝の時間を有効活用してみてくださいね。