「女性の怒りを嫌悪と歪曲するな」「私たちの日常はポルノじゃない」
4日、35度を超える猛暑の中、赤いTシャツを着た女性数万人が、ソウルの光化門広場に集まった。今年5月に始まった「違法撮影(盗撮)、偏った捜査に対する糾弾デモ」の4度目の集会参加者たちだ。この日の集会には、全国から7万人余り(主催側推計)の女性が参加した。
主催の「不都合な勇気」が、現場で配った公式スローガンには、警察の偏った捜査と軽い処罰への批判/違法カメラ規制法案施行/警察女男比9対1/女性検事総長・警察庁長任命などが書かれていた。
文在寅大統領の国務会議での「恨み発言」に対する公開謝罪なども要求した。文大統領は先月、「女性たちの性に関わる羞恥心、名誉について、特別尊重されているということを女性が体感できなければ、女性たちの恨みのようなものは晴らせない」と発言し、非難を浴びた。
ただ、今回のデモには性差別的捜査以外に、政治的なスローガンは見られなかった。
これまでのデモと同様、参加者たちの顔を隠し撮りしようとする男性たちが多数現れた。規制線の外に立って、デジタル一眼レフカメラ、または携帯電話のカメラで参加者の女性たちを撮って、警察に阻止される人もいた。参加者の女性たちは、身分が露出しないよう、マスク、帽子、サングラスなどで顔を隠したが、一部の男性ユーチューバー(ユーチューブで動画を継続的に公開する人)は、参加者の許可なしにデモの場面をインターネットで生中継した。
ミン・ガプリョン警察庁長は、この日、光化門広場を訪れ、集会の場面を40分余り見て回った。ミン庁長がデモの現場を訪れたのは初めて。ミン庁長は参謀たちに「集会に必要なものや支援できることがないか確認し、水やアイスパックなどを支給するように」と指示した。
(2018年8月6日付東亜日報 イ・ジフン記者)
(翻訳・成川彩)