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貧困と紛争と笑顔……アフリカで子どもたちの様々な表情を追い続ける

アフリカを旅する

この「アフリカを旅する」という企画が始まる前、私の頭の中に別の企画案がありました。「アフリカの子どもの貧困」です。

大阪本社の社会部に在籍している時、子どもの貧困問題について取材していたこともあり、関心があったのが理由でした。

これまで取材に訪れた南スーダンやナイジェリアといった国では、紛争にかり出されて学校に通えていない少年や武装勢力に拉致された少女、栄養失調の幼児の取材をしてきました。

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南スーダン北部ベンティウの子どもたち。鼻水をたらしたり、顔の周りにハエがたかっていたりする子どもも少なくない=4月、石原孝撮影

世界銀行によると、2013年に世界で1日1・9ドル未満で暮らす人の割合(貧困率)は10・7%。貧困層の数は7億6800万人で、世界的に減少しています。

一方で、アフリカ54カ国のうち、サブサハラと呼ばれる国々の貧困率は約40%。5人に2人が満足にご飯を食べられないのが実態です。中でも、国の未来を造る子どもたちが大きな影響を受けています。

物乞いをする少年たちが私の写真に写りこんで来て、「写真代をちょうだい」と頼んでくる時は、何とも言えない気持ちになります。もちろん、アフリカ=貧困ではないし、学校に通って友達と遊び、笑い合う子どもたちの姿も何度も見てきました。

今後も多くの国や地域で彼らのいろんな表情を撮っていこうと思います。