国際男性デーの起源はアメリカ?トリニダード・トバゴの学者が提唱して11月19日に

国際男性デーの普及活動などをしていたインターネットのサイト(現在は閉鎖)によると、国際男性デーの設立を求める声は1960年代からあったが、世界的な動きとなったのは1990年代になってからだという。
男性学を専門とするアメリカの大学教授の主導で、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアでイベントが開かれるなどの活動が始まった。
この頃、国際男性デー関連イベントは2月に開かれていたが、1999年にトリニダード・トバゴで労働組合やジェンダーを研究するジェローム・ティロクシン博士が新たに11月19日を国際男性デーにするよう提唱したのをきっかけに、それが次第に定着するようになった。
少なくとも初期の主導者たちは国際女性デー(3月8日)に対抗するために記念日の設立を目指したのではなく、あくまで男性が経験する問題点について浮き彫りにすることを目的としていたという。
国連が認定する国際デーではないものの、国連は2020年、Twitter(現X)の公式アカウントで国際男性デーを祝う投稿をしている。
Happy #InternationalMensDay to all the male allies around the world who support women, defy gender roles, fight gender-based violence & stand up for equality. @UN_Women invites everyone, everywhere, to support #GenerationEquality. https://t.co/9DkJpsxvFB pic.twitter.com/9ZrbYcMSN9
— United Nations (@UN) November 19, 2020
国際的な活動組織は、以下の六つを活動の目標としたという。
オーストラリアで国際男性デーの普及活動に取り組む団体は、2023年に力を入れるテーマとして「男性の自殺をゼロにする」ことを掲げている。