ロシア、国連安保理でウクライナによる「汚い爆弾」使用懸念表明
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ロシアのポリアンスキー国連次席大使は記者団に対し「認識を促すことができたため、満足している」とし、「現実に使用されなかったとしても、全世界を脅かすひどい災いになるため、ロシアが過剰な警告を行ったと言われても問題ではない」と述べた。
汚い爆弾とは、通常兵器に放射性物質を混入し、放射性物質による汚染を広範囲に拡大させることを目的とする兵器。ロシアは、ウクライナがこうした爆弾の製造を2つの組織に命じたと主張しているが、根拠は明らかにしていない。
ポリアンスキー氏は、ロシアの主張を裏付ける証拠は何かとの質問に対し、ロシアが得た情報に基づいており、ロシアはこうした情報を西側のカウンターパートと共有していると述べた。
これに先立つ24日にはロシアのネベンジャ国連大使が、ロシアの主張を詳細に説明する書簡を国連に送付している。
ロシアがこうした主張を繰り返す中、国際原子力機関(IAEA)はウクライナの要請を受け、近くウクライナの2つの施設に査察官を派遣する。
安保理はロシアの要請を受け、週内に少なくともあと2回の会合を開く予定。27日にはウクライナに「軍事生物プログラム」が存在するとするロシアの主張に関する会合を開く。