堀内編集長のほかに出演したのは、中国の取材経験が豊富なジャーナリスト高口康太さん、韓国出身の歌人・起業家のカン・ハンナさん、シンガポールでのビジネス経験もある起業家の中山淳雄さん。
一方、オンライン出演したのは、朝日新聞ソウル支局長の神谷毅記者、シンガポール支局長の西村宏治記者、広州兼香港支局長の奥寺淳記者です。
番組では、アジア経済で注目すべき国として韓国、シンガポール、中国を紹介。3特派員がそれぞれの国のユニークな動きを動画や写真を交えて披露し、それに対して出演者がコメントしました。
神谷支局長は国を挙げてエンターテイメント産業の育成に力を入れる韓国の事情を解説。Netflixで世界的に人気となった「イカゲーム」を撮影した巨大スタジオは、行政機関の「韓国コンテンツ振興院」が建設したことを指摘しました。
一方、西村記者はシンガポールの富裕層をターゲットにしたユニークなビジネスを紹介した。そのうちの一つ、「スーパーカーの自販機」は出演者を驚かせました。
立体駐車場をガラス張りにするなどして改造したビルには高級車がずらりと並び、表通りからも車が一望できます。
購入する際には店内の巨大ディスプレーを操るなどして車を選択するという仕組みです。新型コロナウイルス前から始まったビジネスですが、西村記者は「コロナで海外旅行などができなくなった富裕層からの需要が増えている」と説明しました。
奥寺記者は中国で急速に電気自動車の販売が伸びている現状を伝えました。特徴ある電気自動車が相次いで登場しているとし、バッテリーを充電式ではなく、交換式にすることで電力を素早く補充できる電気自動車がすでに販売されているほか、1回の充電で千キロ走る電気自動車も開発が進んでいることを話しました。