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育休明けの「戦力外通告」が心配に 苦手な英語鍛え直す場所を探した

育休ママの挑戦~赤ちゃん連れ留学体験記~
お出かけ用に中古で購入した2人乗りベビーカー。前がシンシン(当時1歳5カ月)、後ろがルール-(当時2カ月)=2018年8月、今村優莉撮影

これまでのお話

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  2. 夢は特派員、気づけば33歳 ふと検索「子連れ」「海外」

「子連れ」「海外」などとインターネット検索をしていた私は「親子留学」という言葉に飛びついた。

子どもと一緒に留学しよう。英語をブラッシュアップすれば、職場復帰の時の不安が少し減るのではないか。

私は、長男の育休中に次男を産んだ。だから、復職に対する不安が強かった。同時期に出産し、先に職場復帰していく同僚らを見て私が思ったのは、

2年半近い育休を終えたあと、まともに職場復帰できるのか。

小さな子ども二人を抱えながら、きちんとした「戦力」になるのか。

ということだった。安倍政権は「3年間抱っこし放題」なんて言って反発を呼んだが、私も反発を覚えていた。3年も職場から離れたら、仕事の仕方忘れるわい、と。

当時の私は、職場に戻った時に何らかスキルアップしておかないと、お荷物扱いされるのではないか、という不安に襲われていた。目の前に、育むべき小さな命がある。子育てこそが今わたしがすべき一番の仕事なのだ。頭では分かっていても、「手ぶらで復職できない」という恐怖に似た思いが常にあった。

朝日新聞の「国際報道部」という名前の部署に所属しながら、実は私は英語が大の苦手だった。学生時代に中国語をせっせと学んでいた私は、高校でそこそこ出来ていたつもりの英語を、その後ブラッシュアップすることなく過ごし、気づけば「ブロークンイングリッシュ」しか話せなかった。

こんなレベルだから、仕事で使いものになるわけがない。

グーグルの検索欄に「親子留学」「赤ちゃん」と入力してみると、たくさんの写真が出てくる

まずは英語を鍛え直そう!一念発起し、オンライン英語に挑んだことがあった。だが、乳児を抱えながらのレッスンはハードルが高かった。予約した時間に限って子どもは寝てくれない。ようやく昼寝をしたからとパソコンを立ち上げると、「空き」がなく、待っているうちにぐずり声が。授乳しながら受けたことも何度もあった。

そんなわけだから、海外にも行けて、英語も学べる「親子留学」というのはまさに願ったりかなったりだったのだ。

ネットで親子留学プランを提供している会社に問い合わせをして詳しく聞いてみると、いろいろな種類があることがわかった。

まず、子どもの年齢。

親子留学というのは、保護者と子どもが一緒に英語を学ぶプログラムに参加するものが多い。親は語学学校に通い、子どもは現地の保育所や小学校に通う、というケースだ。

次に期間。

1週間から4週間ほどがメーンのようだ。子どもの夏休みを利用して親子セットで行くというのが多いらしい。

ニュージーランドでの親子留学の様子。最初に問い合わせをしたこちらのプランは、ルールーの月齢が低すぎるという理由で見送った=Evakona Education提供

私は最初、「留学というのだから、せめて2カ月くらいは行きたい」と考えていた。10年以上にわたってこうした親子留学プログラムを提供している「ウィンテック留学センター」に問い合わせをした。数カ月後、ニュージーランドへの親子ホームステイとして実現するのだが、この時はまだ、ルールーの月齢が小さすぎて預け先が見つからないとのことだった。

「親子留学」は、親だけでなく子どもにも英語を学ばせるのが目的なので、「託児」というものは想定されていないらしい。

いやいや、学びたいのは私なんです。その間、子どもを預かってくれる人がいれば良いんです。

私の場合、そもそもの動機が「復職するときに、スキルアップをしていたい!」なので、はっきり言って我が子の英語教育なんてどうでもよかった。だって、まだ3カ月と1歳だし。私が英語を学ぶ間、安全な「預かり先」が確保されさえすれば良いわけだ。そんな風に考えていた。

意気消沈していると、以下のようなメールをくれた留学エージェントがあった。

 

0歳のお子様を連れて親子留学される方は増えています。過去には、お子様5人を連れて行かれた方もいらっしゃいます。受け入れ先の学校としても、サポート体制を整えております。”

お!

早速ベビーカーを押して担当者に会いに行くことにした。