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アフリカなのにカーナビは「千葉県」の怪

アフリカを旅する
ナイジェリア北東部のマイドゥグリで3月、「STOP TERRORISM」と書かれた看板の前で、ママチャリをこぐ男性ら=中野智明氏撮影
ナイジェリア北東部のマイドゥグリで3月、「STOP TERRORISM」と書かれた看板の前で、ママチャリをこぐ男性ら=中野智明氏撮影

イスラム過激派によるテロ事件が相次ぐナイジェリア北東部を取材で訪れた時のこと。「STOP TERRORISM」と書かれた大きな看板が目にとまりました。日本なら考えられないこの標語に、現地の治安状況を垣間見た気がしました。

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エチオピアの首都アディスアベバで6月、中心部を走る電車(LRT)に乗る乗客=中野智明氏撮影

ただ、それ以上に驚いたのが、その看板の近くで、「ママチャリ」をこぐ中年の男性。かご無しの自転車に乗る人はアフリカ各国でたびたび見かけますが、ママチャリはほとんど見られません。三輪タクシーの間に挟まれてクラクションを鳴らされても優雅にペダルをこぐ男性にしばし、見とれてしまいました。

アフリカ各国や地域で、市民の足になっている乗り物は様々。私たちにもおなじみの飛行機は、搭乗口から歩いて乗り込む機会も多くあります。アフリカ中部のルワンダなどではバイクタクシーが人気で、狭い道もすいすいと通っていきます。ラクダやロバといった動物も各地で愛用されています。

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ニジェール中部の都市アガデスの空港で9月、滑走路近くを歩く乗客ら=石原孝撮影

日本の中古車はどこに行っても人気があり、日本の幼稚園バスが現地の市民を乗せるミニバスとして利用されていたり、トラックから「バックします」と日本語のアナウンスが流れてきたり。島国のモーリシャスでタクシーに乗った時は、備え付けのカーナビの現在地が「千葉県市原市」を示していました。風景は全く違いましたが、ちょっとだけ、日本に戻った気分にしてくれました。