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プルイット米環境保護局長官が辞任、公費支出などの問題受け

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ワシントンで昨年6月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、環境保護局(EPA)のプルイット長官が辞任したと明らかにした。プルイット氏は就任以来、トランプ氏の考えに沿って環境規制の撤廃を進めてきたが、公費支出などの問題で批判を受けていた。

プルイット氏は、出張でファーストクラスを多用したり、執務室に防音仕様の電話ボックスを設置するのに4万3000ドルを支出するなど、公費の使い方が問題視されていた。また、エネルギー業界のロビイストとして活動している人の妻から高級住宅物件を相場よりも安い値段で借りていたとされ、批判が高まっていた。

辞任を求める声は野党民主党だけでなく、共和党の一部からも上がっていた。

トランプ氏は「プルイット長官の辞任を受け入れた」とツイッターに投稿。ウィーラー副長官が9日に長官代行に就任すると明らかにした。

ウィーラー氏は以前、石炭業界のロビイストとして活動しており、規制撤廃の流れは今後も続くとみられる。

トランプ氏は、プルイット氏がエネルギー分野や製造業の規制撤廃を推し進めたことを評価しており、ツイッターで、プルイット氏は在任中に「素晴らしい仕事をした」とねぎらった。

プルイット氏は、昨年の米国の地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」離脱を先導する立場だった。

民主党や環境保護団体は、プルイット氏の辞任を歓迎している。

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