アフリカ最大規模のスラムにある学校で弾ける子供たちの笑顔と夢
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アフリカ東部ケニアの首都ナイロビに、アフリカ最大規模のスラム街、キベラスラムがあります。20万~200万人とも言われる住民が密集した長屋に住み、多くの人でごった返しています。
このスラムの一角に、色鮮やかな校舎が特徴の学校「マゴソスクール」があります。幼稚園児から小学8年生までの約600人が通い、ケニア人女性のリリアン・ワガラさん(50)たちが運営しています。リリアンさんの熱意に共感した早川千晶さん(53)たちが支援しているのも特徴です。
記者は今年1月~3月にかけて学校を何度か訪れ、子どもたちや教員に話を聞きました。子どもたちの家庭の大半は経済的に貧しく、ひとり親家庭や孤児の子もいました。それでも、子どもたちは夢を持つ大切さを教わり、勉強や音楽、ダンス、スポーツに熱中していました。
今は、世界中で流行している新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされていますが、子どもたちの様子やキベラスラムの街並みを30枚の写真で紹介します。一日も早く、子どもたちの日常が戻ってくる日を願っています。