日韓交流おまつり、訪れた市民ら「民間交流続けなければ」
東亜日報より
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日韓貿易問題が長期化する中で、両国の最大の文化交流行事である「日韓交流おまつり in Seoul」が1日、ソウル市江南区のCOEX(コエックス)で開催された。午前10時、会場は韓服や着物など両国の伝統衣装を着た人たちでにぎわった。着物を着て会場を回っていたシム・ハヨンさん(15)は「クラスの友達は『なんでそんな所に行くの?』と止めたけど、国と国の争いが国民同士の争いになってはダメだと思って来た」と話した。
会場に設置された48のブースでは、参加者たちが両国の食文化や伝統の遊びを体験したり、観光情報を共有したりした。舞台での公演では金徳洙(キム・ドクス)サムルノリや日本の伝統舞踊集団「菊の会」が共に入場した。韓国のアイドルグループ「NATURE(ネイチャー)と日本のデュオ「The Super Ball(ザ スーパーボール)」は祭りのフィナーレを飾った。
参加者たちは、政治的状況とは別に、文化的民間交流は続けなければという声が多かった。運営委員長の田中将志さん(69)は「日韓の政治的状況は良くないが、文化交流だけは最後まで守りたい」と話した。
日韓交流おまつりは2005年、日韓国交正常化40周年を記念して開かれ、今年で15回目を迎えた。28、29日には東京の日比谷公園で日本側の「日韓交流おまつり in Tokyo」が開かれる。
(2019年9月2日付東亜日報 シン・アヒョン記者)
(翻訳・成川彩)