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MLB=キューバ野球連盟との協定、トランプ政権が却下

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キューバ代表ピッチャーのウォームアップ風景、ハバナで2018年12月19日撮影(2019年 ロイター)

[ワシントン 8日 ロイター] - 米大リーグ機構(MLB)とキューバ野球連盟(FCB)が昨年12月、亡命していないキューバ人選手のMLB入りを可能にすることで歴史的合意に達したのに対し、トランプ政権は8日、これを却下した。

政府高官によるとこの協定は、オバマ前大統領による「FCBはキューバの共産主義政府の一部ではない」との間違った解釈を基にしており、実施を許可できないという。

これを受けて、FCBはツイッターを介し「MLBとの合意は人身売買の防止、協力関係の強化、野球のレベルアップを目指している」と主張。「合意に対する政治的な攻撃は、選手とその家族、そしてファンを傷つけるものだ」とコメントした。

2004年五輪で金メダルを獲得したキューバ代表チームの一員であるカルロス・タバレス氏は、トランプ政権が「野球を通じてでも、われわれを破壊しようとしている」と発言。MLBとの合意が認められていれば、キューバの選手は「人身売買業者によって命の危険にさらされることなく、米国に合法に入国することができた」と語った。

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