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サッカー2026年W杯、米・カナダ・メキシコの共同開催が決定

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6月13日、国際サッカー連盟の総会で行われた2026年W杯開催地の決選投票で、米国、メキシコ、カナダによる史上初の3カ国共催が決まった(2018年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[モスクワ 13日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、モスクワで開いた総会で2026年のワールドカップ(W杯)開催地の決選投票を行い、米国、カナダ、メキシコによる史上初の3カ国共催に決まった。

総会では、北中米3カ国共催に134票が投じられた。最終候補に残ったもう1つの開催地であるモロッコは65票だった。

米国は1994年、メキシコは70年と86年にW杯を開催した経験があり、カナダは2015年に女子W杯の開催国となった。48カ国に拡大される大会では全80試合が行われるが、米国では10都市で60試合、メキシコとカナダはそれぞれ3都市で10試合ずつの開催地となる予定。

米国のトランプ大統領は移民政策の一環として、南部の国境沿いに大きな壁をメキシコの費用で建設すべきだと主張している。数日前にはカナダのトルドー首相を貿易摩擦の件で個人的に糾弾していた。

米国サッカー連盟のカルロス・コルデイロ会長は「3カ国はもちろんのこと、1つの国にとっても大規模な取り組み」であるため、「3カ国の関係が複雑になれば、協力して物事を成し遂げることが難しくなる」との懸念を表明した。

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