米国目指す移民、迫真の現場取材 ボーン・上田賞にGLOBE村山祐介記者
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国際理解に貢献したジャーナリストに贈られる2019年度のボーン・上田記念国際記者賞に、朝日新聞の日曜別刷り「GLOBE」とウェブメディア「GLOBE+」で米国を目指す移民たちをルポしてきた村山祐介記者(48)が選ばれました。
村山記者は、GLOBE編集部員として、2017年から19年まで、足かけ2年間をかけて米州大陸の7カ国を取材。子どもを連れて国を逃れるしかない移民の実情に迫る一方で、中米パナマと南米コロンビアを分断する危険な密林「ダリエン・ギャップ」が、政情不安の続くカメルーンや、キューバ、インドなど約50カ国に及ぶ世界中の国々からの移民を引き寄せる新たなルートになっていることも明らかにしました。こうした点が、「記者魂を実感させるような体を張った粘り強い取材」「欧州諸国が難民締め出しを始めたあと、このルートがグローバルな移民、難民の新たなルートとなっていることを突き止めたことは、注目に値する」などと評価されました。
村山記者は、GLOBE編集部員として、2017年から19年まで、足かけ2年間をかけて米州大陸の7カ国を取材。子どもを連れて国を逃れるしかない移民の実情に迫る一方で、中米パナマと南米コロンビアを分断する危険な密林「ダリエン・ギャップ」が、政情不安の続くカメルーンや、キューバ、インドなど約50カ国に及ぶ世界中の国々からの移民を引き寄せる新たなルートになっていることも明らかにしました。こうした点が、「記者魂を実感させるような体を張った粘り強い取材」「欧州諸国が難民締め出しを始めたあと、このルートがグローバルな移民、難民の新たなルートとなっていることを突き止めたことは、注目に値する」などと評価されました。