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デジタル革命が生み出す新たな未来 【キャッシュレス決済】

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現金が消えた国。スウェーデンはそう呼ばれることがある。国を挙げてキャッシュレス化を推進した結果、今では現金の流通量は対GDP比で2%未満。これは他の先進国と比べても圧倒的に低い。

店舗の「レジ締め」作業や現金の計数にかかる時間と労力。ATMの設置・管理や現金の輸送、防犯などにかかる費用、これに紙幣や硬貨をつくるために必要な資源(紙や金属)も考えあわせると、「お金を使う」ために社会が支払うコストがいかに膨大かわかる。

人口の少ないスウェーデンでは、人件費の抑制は企業、ひいては社会全体にとっての課題であり続けてきた。だがキャッシュレス決済の普及で、金融機関のATMは数が減り、現在は納税や公的補助・控除の申請もスマートフォンで可能だという。企業や行政の事務コスト削減は確実に進んでいるようだ。

クレジットカードが決済全体の9割を占める韓国など、アジア各国でもキャッシュレス化の流れが加速している。なかでも中国は、小さな屋台でもモバイルQRコード決済可能というほどのキャッシュレス先進国だ。近年の急激な経済発展により、固定電話やPCなどが広く普及しないうちにモバイル革命を迎えた地域もあり、初めて手にした通信手段がスマートフォンだったという人も少なくない。モバイル機器で決済までできることに、そもそも抵抗のない人も多いのだろう。

また、中国では近年、こうしたモバイル決済サービスを起点にした無人コンビニや無人カラオケ、アプリひとつで決済までが完了するフードデリバリー、タクシー配車サービスなどが次々に生まれている。現金を使わない新たな仕組みが経済を動かし、テクノロジーの進歩を促している。

キャッシュレス化の進展により、決済や消費行動に関する大量のデータの集積が可能になる。それを活用することで、さらに新たなサービスやビジネスのアイデアが生まれてくるだろう。世界的にこうした流れが加速し、デジタル革命に伴う新たな「キャッシュレス文明」が興りつつあるとも言われる現在。日本でも政府が「2025年にキャッシュレス決済比率40%」という目標を掲げ、普及に本腰を入れている。

キャッシュレス決済が当たり前になっている国からの訪日客は増え続けており、キャッシュレス化の普及で消費の拡大にも期待が膨らむ。現金志向の根強いこの国も、変革が迫られているのかもしれない。