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若者には世界を変える力がある 構想力と行動力に期待

【広告特集】 企画制作/朝日新聞社メディアビジネス局 公開日:
「持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)」のメンバー。国連日本政府代表部の星野俊也大使を囲んで

今回のハイレベル政治フォーラムに、日本の若い世代の参加があったことをうれしく思います。若者は、未来のリーダーであると同時に、すでに今日を生きるリーダーです。スウェーデンの少女、グレタ・トゥーンベリさんは「子どもたちの将来を奪わないで」と15歳の時に気候変動の危機を訴える座り込みを始めました。その活動はいま「Fridays for Future」となって世界各地に広がっています。また、パキスタンのマララ・ユスフザイさんは「女の子だって学校に行く権利がある」と訴え続けて、ノーベル平和賞を17歳という史上最年少で受賞しました。若者にこそ、世界を変える力があるのです。

ゴール8「働きがいも経済成長も」のレビューセッションで「反省されていない成長神話からの脱却を」と訴えるJYPSのピーター・エイブラハム・フクダ・ローイさん

一方で日本の若い世代には、世界の課題に無関心な層も少なくありません。一人でも多くの人にSDGsを「自分事」にしてもらおうと、国連広報センターでも様々な取り組みをしています。例えば大学に対しては、国連と世界1,300以上の大学との連携の枠組み「国連アカデミック・インパクト」への加盟を働きかけています。さらに、より気軽な活動の場として、食品ロス削減レシピや食事で環境負荷を下げる工夫などを共有する「フードチャレンジ」、不要になった洋服をアップサイクルする「ファッションチャレンジ」といったキャンペーンも立ち上げています。

アントニオ・グテーレス国連事務総長の演説

SDGsは極めて野心的な目標であり、あらゆるアクターが全力を尽くさなければ到達できません。しかも近年は、貧困削減のペースの遅れ、気候変動の加速など、より一層の規模とスピード感で取り組まなければ達成が難しいという現状も浮き彫りになっています。世界レベルで課題を考え、日頃のアクションに結びつける。そんな構想力と行動力のある若者に大いに期待しています。 (談)

岩田寿夫さん (慶應義塾大学大学院1年)
期間中は、会議室だけでなくカフェテリアや廊下でも様々なセクターの人が話し込んでおり、パートナーシップの重要性を肌で感じた。また、「インディケーター(指標)」というワードが頻繁に使われており、SDGsの達成に向けて、いよいよ具体的な成果を意識して取り組まなければいけない時期が来たのだと実感した。

井上ゆかりさん (ニューヨーク州立大学ビンガムトン校3年)
「モバイル銀行を活用することで発展途上国の女性の金銭面での自立を促す」といった、技術イノベーションとジェンダー問題の関連性が興味深かった。技術の発展は、国・地方の格差、ジェンダー格差を小さくしうるのだと知った。より多くの若者が政治や国際協力の活動に参加するよう、きっかけ作りをしていきたい。

遠藤舞依さん (創価女子短期大学2年)
今回のレビュー対象でもあった気候変動は、環境問題の一つであるだけでなく、難民が増えたり教育のアクセスが滞ったりと、新たな問題を引き起こす。解決には個人の力が重要であるのはもちろん、例えば日中韓で気候変動対策に取り組むなど、国家間の協力体制を作ることができれば素晴らしいと思う。

(左から)岩田寿夫さん、井上ゆかりさん、遠藤舞依さん

髙橋慶多さん (慶應義塾大学3年)
各分野の課題を包括的に考えられる点がSDGsの魅力だが、ゴール同士、ターゲット同士がどのような関わりを持っているのか、定量的に示すことは非常に難しい。大学のゼミでも感じていたことだが現地であらためて実感した。今後、インターリンケージを明確にすることが、SDGsが効果を発揮するための課題になるのでは。

大貫萌子さん (慶應義塾大学2年)
SDGsは「全会一致で採択された」と頭では分かっていたものの、実際に世界中の人が同じ目標に向かって取り組むことがいかに素晴らしいかを再認識した。ちなみに国連ではペットボトルがすでに使用されておらず、ウォーターサーバーや紙パックを使っていた。日本でもアクションを起こせないかと考え始めている。

(左から)髙橋慶多さん、大貫萌子さん



本特集は朝日新聞GLOBE9月号の広告特集「大学生と考えるSDGsのいま」からの転載です。
広告特集の紙面PDFファイルはこちらから

  1. 2030年のその先を担うのは私たちだ 大学生と考えるSDGsのいま
  2. 世界は未来をあきらめない ハイレベル政治フォーラム[現地報告]
  3. 若者には世界を変える力がある 構想力と行動力に期待
  4. 2030年、世界の空にバイオジェット燃料を
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