When everything seems to be going against you, remember that the airplane takes off against the wind, not with it. (自分に逆風が吹きまくっていると感じるときは、思い出してみよう。飛行機は向かい風によって離陸するのであって、追い風に乗ってではないことを)
もちろん、I’m against it.だけでは、つっけんどんで好戦的な姿勢が前面に出すぎてしまうので、I’m sorry to say this, but I’m against it.やI’m afraid I’m against it.のように、 冒頭で「残念ながら」とワンクッション置くほうが心象を悪くしないでしょう。
逆に「私はこのプランに賛成です」と言いたい場合は、I’m for the plan.と前置詞forを使います。againstは反対、forは賛成の前置詞。自分の反対、賛成の立場を表明する鉄板表現としてbe against…、be for…を覚えておきましょう。
では、againstを使った、短くて便利なフレーズを3つ紹介します。
I’m afraid I’m (very much) against their proposal. (残念ながら彼らの提案には<大>反対です) *大反対の「大」は例文のように「very much」を入れればOK。
Against all odds, we beat our competitors' sales figures last quarter. (あらゆる予想を覆して、前の四半期で我が社は競合他社を売上高で打ち負かした) *against all oddsで「あらゆる予想を覆して」「大きな困難にもかかわらず」「ほとんど勝ち目がないのに」といった意味になる。
What’s the current exchange rate of the yen against the dollar? (円ドルの今の為替相場はいくらですか?) *againstは「〜に対する」→「〜と引き換えに」と言う意味に。exchange rateは、「為替相場」のこと。
■名言を解剖する
When everything seems to be going against you, remember that the airplane takes off against the wind, not with it. (自分に逆風が吹きまくっていると感じるときは、思い出してみよう。飛行機は向かい風によって離陸するのであって、追い風に乗ってではないことを)
take offは「(飛行機が)離陸する」という意味。どう離陸するかはagainst the wind(風に逆らって)で説明しています。つまり、「風が吹いてくるのとは反対の方向で離陸する」と言っているわけです。文末のitはthe windのこと。not with itとあるので「風と一緒の方向ではなくて」という意味になります。