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「展示物の写真を撮った人、提供を」 焼失したブラジル博物館をネット上に「復元」する

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リオデジャネイロのブラジル国立博物館で起きた火災で、消火活動にあたる消防士=ロイター
リオデジャネイロのブラジル国立博物館で起きた火災で、消火活動にあたる消防士=ロイター

ブラジル国立博物館は1818年に開館したブラジルで最も古い博物館の一つ。南米大陸で発掘された最古のものとなる12000年前の女性「ルチア」の頭蓋骨のほか、エジプトの考古学出土品、恐竜や動植物の標本など約2000万点を収蔵していたが、その多くが失われたと報じられている。

  

リオ博物館火災_1
焼け落ちたブラジル国立博物館=ロイター

オンライン百科事典「ウィキペディア」は5日、過去に博物館を訪れて展示物の写真を撮影した人に向け、画像を共有するデータベース「ウィキメディア・コモンズ」に写真を送って欲しいとツイッターで呼びかけた。

「ブラジル国立博物館には2000万件以上の収蔵品がありました。それらの写真を撮っていませんか? できるだけ多くの思い出をウィキコモンズに保存できるよう、助けてください」

  

ネットメディアCNETによると、ウィキメディア財団エグゼクティブ・ディレクターのキャサリン・メア氏は声明で、「この努力により、私たちの世界規模のコミュニティーに世界中の人々が参加し、この悲劇から立ち直るするのを支援してほしい」と訴えている

 

ロイター通信によると、ブラジルのソアレス教育相は記者団に、施設の再建と収蔵品の復元のため、連邦政府が1500万レアル(4億円)を拠出すると述べた。またレイタオ文化相はエスタド・デ・サンパウロ紙に対し、火災は電気のショートか、もしくは紙製の手作りの熱気球が屋根に落下したことが原因の公算が大きいと語った。ブラジルには熱気球を飛ばす伝統があり、しばしば火災の原因となっている。