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海外旅行気分で英語を学べる「TOKYO GLOBAL GATEWAY」を体験してきた

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TOKYO GLOBAL GATEWAYのAgentが手にしているカードには、難易度の違うミッションが記されている=藤井みさ撮影
TOKYO GLOBAL GATEWAYのAgentが手にしているカードには、難易度の違うミッションが記されている=藤井みさ撮影

201896日(木)に東京・青海に常設の英語村「TOKYO GLOBAL GATEWAY」がオープンします。英語村とは、英語だけを使って体験学習やゲーム、会話などを楽しむ、海外生活を疑似体験できる施設・取り組みです。学校の教室や山村留学、体験型施設など全国に広がりを見せる英語村。一体どんな体験ができるのか、オープンに先駆けて取材してきました。

いきなり英語まみれの洗礼

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TOKYO GLOBAL GATEWAYのエントランス=藤井みさ撮影

TOKYO GLOBAL GATEWAY(以下TGG)」は、ゆりかもめ「テレコムセンター」駅から徒歩約2分のTIME24ビル内にあります。筆者の英語力はといえば、中高大の英語の授業以外は特別に学習したことはなく、留学も海外赴任もなし。英語を使うのは年に1,2回の海外旅行のみ…という、かろうじて日常会話はできるかな?というレベル。少し、いやかなりの不安が募ります。

TGGでは、通常は体験者8名につき、1名の「Agent」がつきっきりでアテンドや説明などをしてくれます。「Nice to meet you!」と挨拶したはいいけど、なかなかあとの会話が続かない…。何を話そうか考え込んでしまいます。ちょっと焦る気持ちのまま、まずは3階のアクティブイマージョン・エリアへ。このエリアでは英語を通じて、映像制作や日本文化など、さまざまなテーマを体験します。

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本格的な機材が並ぶスタジオでキャスター体験。外に設置されたモニターでみると、本当のニュース番組のよう=編集部撮影

まずは「ニュース番組をつくろう」の教室へ。キャスター役を分担して、カメラに向かって原稿を読みます。機材が本格的で驚き!そして、思ったよりたくさんの英語を読むことに焦ります。発音大丈夫かな…と思いながらも、どんどん声を出していきます。

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投資先を考える教室で、データをみながら質問に答える藤井さん=編集部撮影

続いては「企業を分析して投資先を考えよう」の教室へ。こちらはブルームバーグが協力し、実際に企業内で使われているのと同じ端末を触ることができます。実際は60分、120分の授業で「英語で金融の世界を学ぶ」「リアルな情報を取得する」「投資先を考える」「投資先についてプレゼンする」の4段階を行うとのこと。対象は高校生とのことですが、社会人にとってもかなりレベルの高いプログラムです。

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茶道の道具について英語で説明を受ける藤井さん。この後で実際にお茶をたてた=編集部撮影

続いて訪れたのは「日本文化を学んでお茶を体験しよう」というスペース。ここだけ突然の和室、新しい畳のいい香りが漂います。日本文化である茶道ですが、ほとんどの人はやったことがあるかも…?というぐらいなのでは。英語で改めて日本文化を教えてもらう、ちょっと不思議な感覚です。

海外旅行気分でトライ

続いては2階のアトラクション・エリアへ。ここにはエアポートゾーン、ホテルゾーン、トラベルゾーン、キャンパスゾーンの4つのゾーンがあり、それぞれ実際の旅行や生活のシーンで起こりうるシーンを今まで学んできた英語を活用して「ミッション」として体験します。

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エアポートゾーンでは、飛行機の機内でキャビンアテンダントに要望を伝えるのがミッション=藤井みさ撮影

まずはエアボートゾーンの「エアプレイン」へ。エアポートゾーンはANAが協力しており、本物さながらの空間を味わえます。ミッションカードは初級・中級・上級の3レベル。初級を選んだら「耳栓をもらう」簡単なミッションでした。しかし、実際に話そうとすると言葉がなかなか出てこない。ううむ。

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TOKYO GLOBAL GATEWAYの様子。雰囲気はホテルのロビーそのもの=編集部撮影

次はホテルゾーンの「ホテル」へ。ミッションカードにはチェックインや確認事項、不具合についての交渉など、さまざまなフロントとのやり取りが記載されているそう。思い切って「上級」を選んでみたら、「シャワーが壊れているので直すように交渉する」というミッション。なんとか要望を伝え、最終的にはアップグレードした部屋に移動するということで落ち着きました。なんだか本当に海外のホテルに来たようです。

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ノリのいい「店員さん」と会話が弾む=編集部撮影

トラベルゾーンでは「ファストフード」を体験。店員役の方のテンションがとにかく高い!ノリノリで引き込まれます。「ナットウサラダがおすすめ」というとんでもメニューを勧めてくるなどの遊び心もあって、ついつい会話を続けたくなってしまいます。

話して楽しい、話せなくて悔しい。その気持ちが次につながる

実際の体験では、各ゾーン60分のプログラムが組まれ、さらに多くのミッションがあたえられるそう。体験では焦ってしまいましたが、しっかり60分英語に触れていれば次第に慣れてきて、「英語を使う」頭に徐々に切り替わっていくのでは…?という期待も感じました。常に寄り添ってくれるAgentと、各ゾーンにいるSpecialistは、うまく話せなくても見守ってくれて、話せると「great!」と褒めてくれたりするので、「もっと話そう!」という気にさせてくれます。

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壁には洋書がずらり=藤井みさ撮影

平日は主に東京都の事業として運営されるため、小学校、中学校、高校など学校単位での利用を優先とするとのことですが、平日夜や土日は民間事業としての運営。年齢に関係なく、一般の利用もできるプログラムが用意される予定です。

TGGの事業に関わっている東京都教育庁の瀧沢佳宏氏は、TGGの目的についてこう語ります。「発話を促すというよりも、より社会に近いようなリアルな場所で英語を使えるということを目指しました。普段の授業が練習なら、ここはいわば練習試合の場。勉強してきたことがうまく使えたという成功体験だけでなく、知っているのに話せなかった、悔しい、という体験も、もっと勉強に取り組もうという原動力になります」

すでに2019年の3月までに学校を通して5万人の予約が入っているとのこと。2020年の東京オリンピックを前に、英語教育も進化を続けています。