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コンサルだけでなく、自ら日本商品の売り込みも @デリー(インド)

私の海外サバイバル
デリー近郊の新興ビジネス街「サイバーシティー」の中にある商業エリア「サイバーハブ」。 photo: Naho Shigeta

私のON

インド首都圏の都市。人口約1700万。近年は地下鉄などインフラの開発整備が進み、街の表情は大きく変わりつつある。東京から空路で約9時間。

インド市場に進出しようとする日本企業を顧客に、市場リサーチやコンサルティングをしています。会社を立ち上げた当時、すでに競合環境が厳しかった中国市場よりも、ライバルの少ないインドに将来性を感じたんです。

2008年から10年にかけて、NTTドコモや第一三共が参入するなど、日系企業進出の機運が高まりましたが、現在は欧米やアジアの企業と比べても活発とは言えません。日本のビジネスパーソンは「この方法でやれば絶対だいじょうぶ」という成功の方程式を求める傾向が強い。可能な限り、リスクをゼロに近づけたいのでしょう。

だけど、インドはよくも悪くも、何が起こるか分からない国。リスクは避けられない。それがマネジメントできるレベルかどうかを判断するのが、ここでのビジネスの基本です。それを顧客に理解していただくのが、難しい時もあります。他の先進国だけではなく、中国の企業の進出も急激に増えている。「成功の方程式」ができるのを待っていたら、手遅れになりかねません。

最近は私たちの会社が自ら、日本の魅力的な商品をインド市場に売り込む仕事も始めています。インドでのノウハウの蓄積には自信がある。おもしろいことができそうです。

私のOFF

私にとってお酒は、プライベートの大きな楽しみです。先日、ムンバイ近郊のワイナリーを訪れましたが、「今まで飲んだワインの中で最高!」と思えるぐらいおいしかった。

ヒンドゥー教徒は原則禁酒ですが、実は飲む人は結構多い。「飲みニケーション」も活発です。日本のウイスキー「山崎」が評判で、「お土産に持ってきて」と言われたり。日本人同士で手作りの料理を持ち寄り「家飲みパーティー」もします。おつまみはやっぱり和食ですね。

(構成 GLOBE記者 太田啓之)

しげた・なほ

大学時代、インドでバックパッカー相手の旅行会社を起業。卒業後、ネット調査会社取締役を経て2006年にインフォブリッジを立ち上げる。著書『デリー勤務を命ず』。