女の子というだけで学ぶ機会を奪われたり、早すぎる結婚を強いられたり……世界にはまだまだ、厳しい現実があります。10月11日は国際ガールズデー。この機会に、世界の女の子たちに目を向けてみませんか。国連が定めた今年の国際ガールズデーのテーマは「GirlForce: Unscripted and Unstoppable」。決められた筋書きを誰からも強いられず、足かせを誰からもはめられない、といった意味でしょうか。だれもが人として尊重される社会づくりを応援するGLOBE+のアーカイブからおすすめ記事を5本お届けします。(GLOBE+編集部)
シーラさんと一青窈さん(右端)=東京・六本木のバーニーズ ニューヨーク六本木店、宋光祐撮影
2018年の国際ガールズデーに合わせて日本に招かれたバングラデシュの大学生のシーラさん(19)。早すぎる結婚を拒否した自らの体験を東京・六本木で開かれたトークイベントで語りました。その全文です。
ハディージャ・アル=サラーミーさん(本人提供)
自身も児童婚の被害者であるイエメンの女性監督が撮った映画『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』。もとになっているのは2008年にあった実話です。「30年以上前に私に起きたのと同じことが、まだ起きている。何かしなければ」。ハディージャ・アル=サラーミー監督はインタビューに語りました。
ドリブルするメリカ(左)とシルバ。ドイツに来て、自由にサッカーができることを「すごく、うれしい」と話す=勝見壮史撮影
難民を多く受け入れてきたドイツに、難民の女の子たちにサッカーを教える教室があります。その名も「スコアリング・ガールズ」。自分の人生を自分で決める子に育って欲しいという願いが込められています。
アフガニスタン・バーミヤン州のヤカウラン郡にあるルスタム校から2019年5月19日、帰宅する女子生徒たち=Jim Huylebroek/©2019 The New York Times。
アフガニスタンの山の中にある学校。暖房もパソコンもありませんが、卒業生の9割が大学に進み、その3分の2が女性でした。タリバーンが女性の教育の機会を奪ってきた歴史を考えれば、驚くべき数字です。どんな学校なのか。ニューヨーク・タイムズのルポです。
ナディア・オカモトさん(中央)。活動の仲間と
気候変動と闘う16歳のグレタ・トゥンベリさんが注目を集めていますが、こちらの女性も16歳で、「生理」への挑戦を始めました。生理が理由で学校に行けない女の子をなくしたい、女性の必需品なのになぜ生理用品に税金がかかるのか……運動は世界に広がりました。