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ダビンチは両利きだった 最初期の絵画研究で判明

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ダビンチの最初期の絵画、ウフィツィ美術館提供写真(2019年 ロイター/Uffizi Gallery/Handout)

[フィレンツェ(イタリア) 8日 ロイター] - イタリアの画家レオナルド・ダビンチの死後500年を1カ月後に控え、最も初期の絵画を分析した結果、ダビンチが両利きだったことが分かった。同国のウフィツィ美術館が8日明らかにした。

ダビンチによるものとして知られる最初の絵画には1473年8月5日の日付が入っており、フィレンツェ近郊のアルノ渓谷とモンテルーポ城を描いたもの。ダビンチは当時21歳だった。

この絵に入っている文字は、右から左へと並んでいる。一方、裏側に入っている文字は、左から右へ並んでいる。双方ともダビンチの真筆であることが判明しており、右手と左手で文字を完璧に書くことができた証拠とみられる。

歴史研究家のチェチリア・フロジニーニ氏によると「レオナルドは左利きで生まれたが、ごく小さい頃に右手で書くよう教わった」とみられ、「初期の絵画などで筆跡を見ると、右手で書いた文字の方が教育の跡がうかがえ、上手」だという。

この絵画を科学的に分析したところ、元の絵の下に、ダビンチによる別の風景画が描かれた層があることも分かった。

ウフィツィ美術館のアイク・シュミット館長は「ダビンチ研究における真の革命だ」と述べた。

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