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日ハム「日サロ」発言問題、球団社長「差別的発言、お詫び」と謝罪文

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「日サロ行きすぎだろ」と言われた直後の万波中正選手(中央)。苦笑したような表情を浮かべている。球団がTwitterに投稿した動画に一部始終が映っていた(現在は削除)=@FightersPR/Twitter
「日サロ行きすぎだろ」と言われた直後の万波中正選手(中央)。苦笑したような表情を浮かべている。球団がTwitterに投稿した動画に一部始終が映っていた(現在は削除)=@FightersPR/Twitter

問題は球団のTwitter公式アカウントによって4月に投稿された動画。動画には、コンゴ出身の父親を持つ万波中正選手が「声出し」役として、試合前に選手たちが円陣を組むシーンが映っていた。

その中で、万波選手がいる前で別の同僚選手が「日サロ行きすぎだろ、お前」などと発言。周りにいた選手からは「それはまずい」という言葉も漏れた。

この動画は最近になって注目され、「人種差別だ」などと批判が起きていた。球団側は「誤解を招く可能性がある」として動画投稿を削除したが、発言者や意図は「確認できなかった」としたため、さらなる批判の声がTwitterなどで上がっていた。

川村社長は謝罪文の中で、「差別的発言が収録されていたことを心よりお詫び申し上げます。差別的発言は、どのような状況、どのような間柄であっても、決して許されるものではありません。円陣内の個別発言について確認が至らないまま球団公式ツイッターでそのシーンを公開したことは、当球団の管理体制が不十分でした」と釈明。その上で、再発防止に取り組むことを明かした。

川村浩二球団社長
川村浩二球団社長

謝罪文では、同僚選手に暴力を振るったとして出場停止処分となった中田翔選手(巨人に移籍済み)についても言及。「退団前に皆様への謝罪・説明の機会を設けるべきでした」とした。

     ◇

謝罪の全文は以下の通り。

この度は、チーム成績も低迷する中、シーズン中にもかかわらず、チーム内の暴力問題ならびに球団公式ツイッター公開動画の問題で、皆様にご不快な思いやご心配をお掛けしまして、誠に申し訳ありません。今回の一連の件に関して、皆様からの数多くのご意見を頂戴し、真摯に受け止めております。

まず、中田選手につきましては、2018年シーズン終盤に、残留を求める数多くの皆様からのご声援を受けて3年契約を締結するに至ったにもかかわらず、その最終年度途中に、皆様に対して「ファイターズの中田翔」としての声を発する機会を設けぬままの退団となってしまい、皆様を失望させてしまったことを、深くお詫び申し上げます。

今回、当球団ではトレード時の一般的な慣行に従い、今月20日に中田選手のコメントを公表し、移籍前の会見は控えさせて頂きました。しかしながら中田選手に「当面の間、一軍・ファーム全ての試合の出場停止処分」を通達しており、退団により当該処分を解除する手続きとなる以上、退団前に皆様への謝罪・説明の機会を設けるべきでした。

また、本年4月11日に公開した試合前の選手円陣動画において、差別的発言が収録されていたことを心よりお詫び申し上げます。差別的発言は、どのような状況、どのような間柄であっても、決して許されるものではありません。円陣内の個別発言について確認が至らないまま球団公式ツイッターでそのシーンを公開したことは、当球団の管理体制が不十分でした。今後は監督、コーチ、選手、その他役職員を含む全てのチーム関係者に対してコンプライアンス研修等を実施するとともに管理体制を強化し、再発防止を徹底して参ります。

当球団内でこのような問題が立て続けに起きてしまったことについて、皆様に心より謝罪申し上げます。

今回の一連の問題を真摯に受け止め、暴力及び差別がどのような状況でも許されないことは当然のこととして、同じチームに所属する者同士が、年齢や成績や肩書等に関係なく、互いに相手を尊重し、1つのチームとして一致団結し、皆様に応援していただけるような試合とプレーをお見せすること、そのために全力を尽くすことを、改めて、監督、コーチ、選手その他役職員を含む全てのチーム関係者において徹底して参ります。

そして、当球団として「ファンサービスファースト」の原点に今一度立ち返り、皆様から愛される球団を目指して、活動を見つめなおして参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社北海道日本ハムファイターズ
代表取締役社長  川 村 浩 二