金子扶生さんプリンシパルに 英国ロイヤル・バレエ団
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朝日新聞デジタル掲載
英国の名門ロイヤル・バレエ団は、最高位のプリンシパルに金子扶生(ふみ)さんの昇格が決まったと発表した。5月20日の公演「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」がプリンシパルとして初めての舞台になる。
金子さんは大阪市出身。地主薫エコール・ド・バレエで学び、2008年にバルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞するなど数々の受賞歴を誇る。
11年にロイヤル・バレエ団へ入団し、18年からプリンシパルに次ぐ第1ソリストを務めてきた。
ロイヤル・バレエ団ではこれまでに熊川哲也さんや吉田都さんがプリンシパルを務め、現在は平野亮一さんと高田茜さんがプリンシパルとして活躍している。現・新国立劇場舞踊芸術監督の吉田さんは「本当にうれしい。入団当時から、優秀なダンサーが入ってきたと思っていた。ケガがなければ、もっと早くプリンシパルになっていたかもしれない。無念さを乗り越えて、本当に頑張ったと思います」と話した。