あたたかい家庭を必要としている子どもたちがいます――。
何らかの理由で親の元で暮らせず、児童相談所などを通じて里親の元や児童養護施設、乳児院などで暮らす子どもは現在、約4万5000人います。
このような子どもたちについて、日本女子大学の林浩康教授(社会福祉学)はこう訴えます。
「虐待やネグレクトなどの被害体験が積み重なっていることも多く、人間関係の形成が困難で、助けを周囲に求める力も低い傾向にあります。つまり、さらに孤立しやすい立場にあるのです。そうした子どもたちの『育ち直し』において、安心して生活できる家庭が必要不可欠です」
里親も一家庭で抱え込まず、地域のリソースを上手に使って育てていく時代に入りました。共働き家庭も珍しくありません。「里親はちょっと……」と思うかもしれませんが、地域では里親を支える多くの手を必要としています。
里親を経て特別養子縁組をする人もいます。
「里親制度・特別養子縁組制度シンポジウム」(オンライン中継あり)を通じて、一緒にできることを考えてみませんか?
みなさんのご参加をお待ちしています。申し込みはこちらから。
◆日時
10月10日(土)13:00~15:30(12:30開場)
◆募集定員
150名様(オンライン中継は250名様)
※いずれも事前申込制(応募多数の場合は抽選)
※参加費無料
◆会場
浜離宮朝日ホール 小ホール(東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社・新館2階)
アクセスマップ
◆プログラム
第1部「 広げよう『里親』の輪」
13:10~13:25 制度解説 林浩康さん(日本女子大学教授)
13:25~14:00 パネルディスカッション「里親の輪を広げるには」
登壇者:斎藤竜さん・直巨さん(現役里親)、林浩康さん、眞鍋かをりさん(タレント)
第2部「『特別養子縁組』という家族の形」
14:15~14:30 制度解説 林浩康さん
14:30~14:50 映画『朝が来る』スペシャルトーク
河瀨直美さん(映画監督)※ビデオ出演
14:50~15:20 パネルディスカッション「多様な家族の形を受け入れる社会に」
登壇者:武内由紀子さん(タレント)、小川多鶴さん(アクロスジャパン代表)、林浩康さん
◆お申し込み
会場での視聴、オンラインでの視聴ともに下記の申し込みページで受け付け中
申し込みはこちら
締め切り 10月8日(木)24:00まで
◆お問い合わせ先
シンポジウム運営事務局 shakaiyougo2020@asahi.com
※新型コロナウイルスの感染状況により、シンポジウムがすべてオンライン視聴になる場合がございます。その際は運営事務局からメールでご連絡させていただきます。
◆主催
朝日新聞社
※本事業は里親制度・特別養子縁組制度広報啓発事業として実施しています。(実施主体:朝日新聞社・厚生労働省補助事業)
■特設ページ「広げよう『里親』の輪」で、シンポジウム登壇者のみなさんのインタビューを紹介しています。