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「日本はこれから強くなるだけ」とリーチ・マイケル、英語で何と言った?

やる気が出る名言で学ぶビジネス英語
安河内哲也撮影

■今週の名言

Japan’s only going to get stronger.

(日本はこれから強くなるだけだ)

■名言を味わう

初のベスト8入りを果たした日本チームが10月20日、南アフリカと戦った準々決勝で3―26のスコアで敗れたあとの会見で、リーチが述べたコメントの一部です。

be going toを使って、日本代表の未来に言及しています。「日本はこれから強くなるだけだ」と、これからの予定が述べられていますが、確固たる自信にみなぎった言葉となっています。

onlyがあることで「強くなる以外の道はない」「強くなる一方だ」というニュアンスが強固になっています。Japanを社名やWe、Our company、Our teamなどに置き換えれば、ビジネスの世界でもそのまま、所信表明的に使えそうです。

国や会社、チーム、家族など、団体のサイズにかかわらず、属する集団をやる気にさせる一言として、ぜひ活用してみましょう。

■名言の単語ピックアップ

be going to...

〜するつもりだ、〜する予定だ


toのあとに動詞を取り、「〜するつもりだ、予定だ」と、既に決定した予定を表します。「その方向に進んでいる」といった、確定路線のニュアンスがある表現です。

発話している人の側に立つと、「日本はより強くなることがもう決定している」という感覚のある発言になっています。

これは、自信の表れと言ってもいいでしょう。今回、実際に素晴らしい結果を残したこともあって、このbe going toという表現が出てきたと考えていいと思います。

未来の予定を表す単語にはほかにもう1つ、willがありますね。こちらのwillは「意志のwill」とも呼ばれるように、「頑張って強くなるぞ!」というニュアンスが強くなります。

いっぽうのbe going toは、「既に予定として決定している」ニュアンスがあるため、「もうそれ以外の道はない」と強調している感じさえあります。

未来のことを表すbe going toとwillの持つニュアンスの違いを説明しましたが、「どちらを使ってもまあほぼ同じ意味」という場面も実は少なくないので、使い分けにそこまで神経質になる必要はないでしょう。

むしろ避けるべきなのは、どちらを使うべきか考えすぎて英語が口から出てこない、途中で止まってしまう、といった事態です。

ですから最初は、「be going toは、既に確定している予定に言及する場合に使われることが多い」「will はその時点で『しよう』と決めた今後のことを言う際に使われることが多い」とだけ、頭の中にインプットしてください。

細かい使い分けの区別は、ある程度しゃべれるようになってから気をつけて学んでいけばいいでしょう。

be going toでもう1つ気をつけたいのは、going toが口語では縮約されてgonnaになることが多くなる点です。例えば、今回のリーチさんの名言を短縮して言えば、Japan’s only gonna get stronger. となります。

gonnaは書き言葉には使わないというルールに加えて、「口語であっても、フォーマルな場所ではしっかりgoing toを使うべき」と主張する声も多く聞かれます。

とは言っても、公式の場であってもgonnaは広く使われているのが実際のところ。ですので、耳で聞いて「gonna=going to」と瞬時にわかるように絶対にしておくべきです。

その上で、自分が使うかどうかを判断すればいいでしょう。ちなみに私はgonnaを広く使う派です。特に親しい人との対話ではビジネスの場であってもgonnaを多用します。

では、ビジネスシーンでの使用例を見ていきましょう。

We’re going to enter a new market next year.

(我が社は来年新たな市場に参入する)

*We are going to...で自社や自身の属するチームの今後の予定を幅広く表すことが可能。

日常でももちろん使いますが、スケジュールに沿って動くことが多くなる仕事では、We’re going to...を多用します。

We’re going to have new inters working with us next month.

(来月新しいインターンが我々の元に入ってきて一緒に働くことになる)

We’reではなくIt’sで予定を述べることもよくあります。

It’s going to be very busy before Golden Week.

(ゴールデンウィーク前までは多忙になります)

また、テンパる相手を落ち着かせる表現としてもbe going to は最適です。

Don’t worry. Everything’s going to be just fine.

(心配いらいよ。全てちゃんとうまくいくから)

*just fineの替わりにall rightやokayを用いることも。

■名言を解剖する

Japan’s only going to get stronger.

(日本はこれから強くなるだけだ)

Japan’sの「's」は所有格の’s(アポストロフィーs)ではなくisの短縮形です。be going toは上で説明した通りなので、ここではonlyとget strongerを見ていきましょう。

まずonlyは「ただ〜だけの」という限定を表しています。ここではonly以下のgoing to get stronger(強くなる)を限定しています。

getにはbecomeと同じような意味があって「〜になる」となります。そしてgetの後ろには形容詞が来ていますね。ただし、get strongではありません。形容詞のstrongの末尾にerがついてstrongerとなっています。そう、これは比較級です。

getは「〜になる」、strongerはstrongの比較級で「より強く」なので、「もっと強くなる」という意味になります。

基本動詞のgetは、後ろに名詞が来る場合もあります。例えば、get some moneyとかget more moneyならば「お金を手に入れる」となり、「手に入れる」という意味になります。今では日本語でも「〇〇をゲットする」とよく言いますが、まさにこの意味に該当します。

いっぽう今回のように後続に形容詞を取る場合は、「〜になる」という意味になります。getにはget+形容詞で「〜になる」、get+名詞で「手に入れる」という意味があると覚えておきましょう。

■今週の1枚

雨模様の中行われたトップリーグの釜石シーウェイブス対栗田工業ウォーターガッシュの一戦を観戦しつつ、撮影しました。スポーツの試合を撮ることは滅多にないため、その動きの速さにびっくり。寒い中奮闘する選手たちをファインダー越しに追いながら、これからも日本は強くなっていく一方なのだなと私も実感しました。

来週の「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は、喜劇王のチャーリー・チャップリンの言葉をフィーチャー。「〇〇のない1日は△△な1日だ」という言い方で、人間に備わったある動作の大切さを説いた一言です。

どうぞお楽しみに。See you next week!

(構成・山本航)

■「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は毎週月曜朝に配信します。