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テレビ局CEOをセクハラで訴えた女性キャスター、心に秘めるモットー

やる気が出る名言で学ぶビジネス英語
安河内哲也撮影

■今週の名言

Holding true to what you believe - even in a big city - is so important.

(自分の信念に忠実であり続けることが大切なのだ、大都会においてでさえ)

【動画】グレッチェン・カールソンの名言を安河内先生が解説

■名言を味わう

大都市に住んでいると、いろんな情報の渦に巻き込まれて自分を見失ってしまうことも。特に変化のスピードが早いビジネスの世界では、その波についていくのに精一杯で、自身の夢や目標、そして信念といったコアな部分を忘れてしまいがちです。

けれども、どんな環境で生きようとも自分に嘘をつかず、筋を一本しっかり通すことは大切だ……。そんな重要な気付きを与えてくれる一言です。

■名言の単語ピックアップ

hold

持つ、つかむ、保持する

「手で持つ」、しかもただ持つのではなく、「動かないようにしっかりおさえて持つ、握る」というイメージのある基本動詞です。

She held me by the arm.

(彼女は私の腕をつかまえた)

そこから派生して、「支える」「保持する」「抱きしめる」「開く、行う」「(容器などにいくら)入る」などなど、幅広い意味を持ち、いろんな場面で使われます。

ビジネスシーンでは、こんなふうに使います。

Hold the door open until I come back.

(私が戻ってくるまでドアを開けておいて)

Our company holds the No. 1 position in the industry.

(我が社はこの業界でトップの座を維持している)

Their new container can hold two liters of liquid.

(彼らの新しい容器は、2リットルの液体が入る)

また、名言のhold true to(に忠実である)もその一例ですが、そのほかにもhold on(待つ、耐え続ける、つかむ)、hold back(言わずにおく)、hold off(延期する)など、holdは述語として使われることが非常に多い単語とも言えると思います。

例えば、hold onの1つをとっても、いろんな場面で使うことができます。

A: May I talk to Ms. Kato?

(加藤さんと話せますか?)

B: Hold on a moment, please.

(少しお待ちください)

*通話でhold onとくれば「待つ」という意味に。One moment, please.という言い方もある。

It’s going to be a bumpy ride, so hold on tight to the bar in front of you.

(走行中揺れがひどくなるので、手前にある手すりにしっかりつかまって)

hold on tight to...で「〜にしっかりつかまる」。

hold backも、ビジネスで使い勝手のいい述語表現です。

We have to hold back the information for at least a few more weeks.

(我々は少なくともあと数週間、その情報を秘密にしておかなければならない)

*事実や本心などを「隠す、秘密にする」という意味のhold back.

Don’t hold back. You can tell me anything.

(遠慮しないで。何でも話していいから)

*ここでのhold backは感情や行動を「自制する、差し控える」という意味。

holdは述語表現も含めると、意味と用途がとてつもなく増えます。辞書や参考書で用例を少しずつ見ていきながら、使える幅をゆっくり広げていきましょう。

■名言を解剖する

Holding true to what you believe - even in a big city - is so important.

(自分の信念に忠実であり続けることが大切なのだ、大都会においてでさえ)

holdingとing形で文が始まっています。このholdingは、そう動名詞と呼ばれるものです。動名詞のing形が名詞のような働きをします。

英文には主語と述語がありますが、主語はいつも名詞です。だから動詞を主語に置きたければing形にすればいいわけです。

holding true to以下はwhat you believeと続いているので「あなたが信じることに忠実であ(り続け)ること」という意味になります。この部分は全体の主語に当たります。

細かく見ていくとhold true toで「〜に忠実である」という意味になります。また、ここでのwhatは「何」ではなく、「こと」や「もの」という関係代名詞として使われています。

そして文末にあるis so important(はとても大切です)のisが、この文全体の述語動詞になっています。soは「非常に」という意味の副詞です。

さらに、途中ダッシュとダッシュの間にあるeven in a big cityは、「大都市の中ですらも」という意味の挿入になります。挿入とは補足説明のようなもの。一文(single sentence)の途中にダッシュとダッシュ、またはカンマとカンマをはさんで、その間で補足の説明をしているのです。

■今週の1枚

香港の九龍半島から香港島を撮った1枚です。

美しい夜景の撮影スポットとして有名ですが、訪れた際は霞か雲か、はたまた霧みたいなものがかなり出ていました。crystal-clear(澄み切った)夜景を期待していたので、最初は一瞬ブルーな気持ちになりました。

でも、まだ完全に暮れていない時分、対岸の看板の光が霞の中から少しずつ浮かび上がってくる。一方、手前に浮かぶ観光用の船はくっきり見える。そのコントラストが面白いなと思い、気がついたらノリノリでシャッターを押していました。

さて次週(1月27日更新予定)の「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は、sunsetdreamがキーワードとなる一文が登場します。日没と夢に一体どんなつながりがあるのでしょう?

どうぞお楽しみに。See you next week!

(構成・山本航)

■「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は毎週月曜朝に配信します。