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「オーケー、ブーマー」 年長世代にうんざりしている若者たちの叫びに

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バイデン前副大統領と握手するブティジェッジ氏。2019年10月、オハイオ州で行われた民主党の大統領候補者指名争いの討論会で=ロイター

“‘‘OK boomer’ becomes a war cry for a generation that’s had enough”

11月9日付 セントルイス・ポスト・ディスパッチ紙

第2次大戦が終わってアメリカ兵が帰還し、8000万人近くの赤ん坊が生まれた。この世代がBaby Boomers、略してboomerだ。公民権運動やフェミニズム運動などの変化をもたらしたこの世代は今や約55~75歳だが、若い世代からdisparage(軽蔑)されるようになってきたという。彼らが現役時代に軽視した環境問題と国債が、後生の負担になり、苛立ちの対象になっているというのだ。しかもmillennial世代(約23~38歳)が人口最多となり、ブーマーがdethroned(その座を奪われた)。

ミレニアルと次のGen Z(約7~22歳)も、ブーマーにhad enough(うんざりしている)。その気持ちを表すwar cry(大勢で突撃する際の雄叫び)の「OK boomer」が急にはやってきた。その意味するところは、ブーマーが最新の電子機器さえも使えず、out-of-touch(世事に疎い)ということ。絵文字で人気のeye roll(目をむくことで人をあざける)と似ているという。要するに、ポジティブな言い方ではない。世代間のrift(不和)をさらに広げる要素があると記事は指摘する。民主党の大統領予備選には、各世代を代表する候補者がいる。

ブーマーはウォーレン(70)、バイデン(77)とサンダース(78)の各氏。ミレニアルはブダジェッジ氏(37)。この論説委員はブダジェッジをmere curiosity(単なる珍しいもの)とするべきではないとし、ブーマーではないことがトランプ大統領に対抗する強みになるという。73歳のトランプは何歳にせよunfit(不適格)と思われるが、再選したらレーガン大統領の2期目の年齢を上回ると指摘。が、同じブーマーの民主党3候補はこのテーマを提起しづらい。

論説委員は、ブダジェッジはdeficits(不足している点)はあるが、navigable(対応可能)だとみる。
彼が予備選を勝ち抜いたら、初の同性愛者の大統領候補者となり、同性愛者にbigotry(頑迷な偏見)を持つ人からは支持を得られないだろう。が、そもそも同性愛者に投票したくない人が民主党に投票するとも考えにくい。小規模都市の市長という実績は高くはないが、crooked(不正直な)なビジネスマンだったトランプよりはましだろうと主張する。
そう言われると説得力がある。彼が候補者としてどうなるかウォッチしたい。