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「私には夢がある」だけじゃない 39年の生涯でキング牧師が遺した名言

やる気が出る名言で学ぶビジネス英語
安河内哲也撮影

■今週の名言

Life’s most persistent and urgent question is: What are you doing for others?

(人生において最も永続的かつ緊急の問いかけは、「他者のために自分は何をしているか?」だ)

マーティン・ルーサー・キング牧師の名言を安河内哲也先生が解説

■名言を味わう

他の人の利益を重んじて自己を捧げる、利他の精神を説いた言葉です。ビジネスにおいても、多くの人の役に立つ商品やサービスをクリエートしようとする姿勢は大切ですよね。

英語を教えることを生業にしている私も、この名言を肝に銘じて頑張っていきたいと強く思っています。

■名言の単語ピックアップ

urgent

緊急の、差し迫った

 

切迫感を示すこの形容詞、ビジネスにおいて、すごく使い勝手のいい単語です。というのも、「とても重要で早急に解決(処理)をしなければならない」というニュアンスを持った単語ですから、ビジネスシーンで頻繁に登場するんです。

例えば、Is this urgent?(これは急ぎですか?)と尋ねれば、振られた仕事や議題に今挙がっている案件が急ぎかどうか確認できます。

では、ビジネスの場面を想定した3つの例を挙げていきましょう。urgentとよくセットで使う単語を用いた例文ばかりですので、センテンスを丸ごと覚えてくださいね。

We have urgent business to take care of today.

(我々は今日急ぎでやらねばならない仕事がある)

*urgent businessで「急な仕事、急用」という意味になる(「仕事」という意味のbusinessは不可算名詞)。

We got an urgent call from our client. They want us to come see them as soon as possible.

(クライアントから緊急の電話がありました。大至急会いに来てほしがっています)

*an urgent call(緊急の電話)もビジネスでよく使う表現。take only urgent calls(緊急の電話だけ受ける)、make an urgent(phone)call(緊急の電話をかける)などといった表現もある。

There’s an urgent need for more materials to make our most popular product.

(我が社の一番人気の商品を生産するために、さらなる原料が差し迫って必要だ)

*an urgent need for…で「〜の緊急な(差し迫った)必要性(ニーズ)」という意味になる。

ちなみにurgentの名詞形は、urgency(早急、緊急)です。こちらも一緒に覚えておいてくださいね。

また、urgentは発音にも注意を払ってほしい単語です。冒頭のurが「アー」ではなく口をすぼめた「ァ」+rとなります。

発音するとき舌先はどこにも付けませんが、少しだけ持ち上げます。その状態で口蓋(口の中の上の壁)と舌先の間に小さな穴を作り、その穴を狙って息を出して笛のようにurと吹くような感覚で言ってみましょう。

電子辞書やオンライン辞書で発音を確認しながら、音読練習してみてください。

■名言を解剖する

Life’s most persistent and urgent question is: What are you doing for others?

(人生において最も永続的かつ緊急の問いかけは、「他者のために自分は何をしているか?」だ)

 

ここでのlifeは「人生」を意味します。また、life’sの「’s」はisではなく所有格の’sです。

persistentは「永続的な、起こり続ける」という意味の形容詞。切迫感のあるurgentとは違った印象のある単語ですが、この対比が今回の名言を味わい深くしているのではないでしょうか。「人生に常にずっとしつこくつきまとう、それでいて今すぐ対処しなくちゃならないquestionは〜」と言っているわけです。

questionは「質問、問い」という意味ですが、ここでは「問題」と訳してもオーケーです。What are you doing for others?は直訳すれば「他者のためにあなたは何をしていますか?」ですが、自問自答の言葉ですから、「自分は」と訳したほうが日本語としてよりしっくりくるでしょう。

■今週の1枚

アメリカのワシントンDCで撮った1枚です。歴史的なモニュメントが多いDCですが、そのなかでもMartin Luther King Jr. Memorialは圧倒的な威厳と存在感があり、気付いたらシャッターを押していました。

さて次週(11月25日更新予定)の「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は、アメリカのベストセラー作家、トム・ロビンズの名言をフィーチャーします。想像力豊かな作家らしく(?)dragonが登場する一言です。

 

どうぞお楽しみに。See you next week!

(構成・山本航)

■「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」は毎週月曜朝に配信します。