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「奇跡の人」ヘレン・ケラーが遺した言葉が、明日のあなたの生き方になる

やる気が出る名言で学ぶビジネス英語 更新日: 公開日:
安河内哲也撮影

「やる気が出る名言で学ぶビジネス英語」#8 Hello, everyone! 今回は命令文の名言をご紹介します。そして、ピックアップする単語は、活用が不規則の形をした動詞です。
want-wanted-wantedのように、過去形と過去分詞の両方で原形に-edがついたものを規則動詞といいます。いっぽう不規則動詞は、それ以外の活用を持つ動詞のこと。受験勉強で一生懸命、この不規則な動詞の活用を数多く覚えたことと思います。
実は不規則動詞は、日常会話でもビジネス上の会話でも使用頻度が高いものがたくさんあります。ですから、受験勉強からしばらく間を開けてやり直しで英語を学習されている方は特に、不規則動詞活用表を見直しておさらいするといいでしょう。
ざっと眺めるだけでも、「こんな活用だったけ?」という動詞がかなり出てくるはず。でも、忘れていたと凹む必要はありませんよ。今日からすぐ使って、自分のものにしていきましょう!(安河内哲也)

■今週の名言

Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.

(決して顔を伏せないで。いつも堂々と顔を上げて。この世界を直視して)

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      ヘレン・ケラーの名言を安河内哲也先生が解説

      ■名言を味わう

      3つの短い文から成る言葉。どれも主語がありません。主語がなく動詞で始まる英文は命令文でしたね(命令文の作り方は、下の「■名言を解剖する」部分をチェックして)。ポンポンポンと短い命令文をテンポよく畳み掛けることで、話のポイントがすっと頭に入ってきます。

      下を決して向かず、常にしっかり前を見据え、世の中を直視する……。ヘレン・ケラーが考える、世の中、または物事に取り組む際の姿勢を端的に表したこの名言。幼くして聴力とともに視力も失った彼女が、結びの命令文で動詞lookと、名詞eyeを使っているところに、印象深さがより際立たっているようです。

      「心の目で見る」といった表現が日本語にもありますが、まさにそういった気持ちでLook…の一文を言ったのでは? たまたまではなく、聞き手を引き付けるために事前にしっかり準備したのちに発した一言だと私は踏んでいるのですが、みなさんはどう思われますか? 

      こんなふうに名言が生まれた背景にあれこれ想像をめぐらせてみるのも楽しいひとときです。名言nerd(オタク)という声も聞こえてきそうですが(笑)。

      さらに、言葉の解釈や英単語の使われ方など、他の人と英語の名言についてディスカッションするのもいいですね。視野が広がり知識が増え、モチベーションもupと、いいことずくめですよ。

      「命令文は強い響きを持つのであまり使わないほうがいい」というイメージを持っている方も多いかもしれません。ですが、一度聞いただけでさっと覚えてもらいたいときは、端的な命令文はうってつけ。標語や規則、注意書きなどには命令形が多いのも、その表れと言えるでしょう。

      これからは英語の命令文も上手に使いこなせるよう、まずは、見聞きする英語に注意を払ってみて。「お、ここも命令文か!」と思いの外、使用頻度が高いことに気づくはずですよ。