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「奇跡の人」ヘレン・ケラーが遺した言葉が、明日のあなたの生き方になる

やる気が出る名言で学ぶビジネス英語
安河内哲也撮影

■今週の名言

Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.

(決して顔を伏せないで。いつも堂々と顔を上げて。この世界を直視して)

ヘレン・ケラーの名言を安河内哲也先生が解説

■名言を味わう

3つの短い文から成る言葉。どれも主語がありません。主語がなく動詞で始まる英文は命令文でしたね(命令文の作り方は、下の「■名言を解剖する」部分をチェックして)。ポンポンポンと短い命令文をテンポよく畳み掛けることで、話のポイントがすっと頭に入ってきます。

下を決して向かず、常にしっかり前を見据え、世の中を直視する……。ヘレン・ケラーが考える、世の中、または物事に取り組む際の姿勢を端的に表したこの名言。幼くして聴力とともに視力も失った彼女が、結びの命令文で動詞lookと、名詞eyeを使っているところに、印象深さがより際立たっているようです。

「心の目で見る」といった表現が日本語にもありますが、まさにそういった気持ちでLook…の一文を言ったのでは? たまたまではなく、聞き手を引き付けるために事前にしっかり準備したのちに発した一言だと私は踏んでいるのですが、みなさんはどう思われますか? 

こんなふうに名言が生まれた背景にあれこれ想像をめぐらせてみるのも楽しいひとときです。名言nerd(オタク)という声も聞こえてきそうですが(笑)。

さらに、言葉の解釈や英単語の使われ方など、他の人と英語の名言についてディスカッションするのもいいですね。視野が広がり知識が増え、モチベーションもupと、いいことずくめですよ。

「命令文は強い響きを持つのであまり使わないほうがいい」というイメージを持っている方も多いかもしれません。ですが、一度聞いただけでさっと覚えてもらいたいときは、端的な命令文はうってつけ。標語や規則、注意書きなどには命令形が多いのも、その表れと言えるでしょう。

これからは英語の命令文も上手に使いこなせるよう、まずは、見聞きする英語に注意を払ってみて。「お、ここも命令文か!」と思いの外、使用頻度が高いことに気づくはずですよ。