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ポストSDGsを見据えてミレニアル世代に情報を発信

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第一線で活躍する人にインタビュー
第一線で活躍する人にインタビュー

第一線で活躍する人へのインタビューを実施

SDGs-SWYは、1980年以降に生まれたミレニアル世代を主な対象に、SDGsの達成に向けた草の根活動の支援などを念頭に活動しています。

主な活動の一つに、国際機関の職員などSDGsの達成に向けて第一線で取り組む人たちへのインタビューがあります。これまでに、ヘレン・クラーク氏(国連開発計画前総裁・元ニュージーランド首相)、三日月大造氏(滋賀県知事)、マーヘル・ナセル氏(国連広報局アウトリーチ部長)をはじめとした人たちから、SDGs達成に向けたミレニアル世代、そしてユース世代の役割などについて話を伺ってきました。

SDGs-SWYの「SWY」は、「Shift our World by the Youth」の略称です。社会に貢献できる青年の育成を目的とした「世界青年の船」(内閣府主催)のセッションの場で、SDGsに本格的に取り組んでいる若者が少ないのではないかという危機感から私たちの団体が発足しました。「世界青年の船」が輩出したリーダーであるヘレン・クラーク氏や三日月知事へのインタビューも、こうしたネットワークを生かして実現したものです。

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滋賀県知事の三日月大造氏〈中央〉にインタビュー。知事が手にしているのは、SDGs-SWYのロゴマーク
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HLPFのLocal and Regional Governments’ Forumに登壇した北九州市長の北橋健治氏〈中央〉と。

最前線を知る国際会議 各国のユース団体と交流も

国際会議にも積極的に参加しています。

最近では、2018年7月にニューヨークの国連本部で開催された持続可能な開発のための「ハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に参加しました。こうした国際会議の場では、他のユース団体との交流を通して学ぶこともたくさんあります。HLPFでは、同じユース団体でも、アプローチ方法や興味関心が異なる人たちがいることがわかり、交流の重要性を感じました。

またHLPFでは、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ、地球環境戦略研究機関(IGES)と共同で作成した、日本の自治体におけるSDGs達成に向けた取り組みを紹介する「Japan Local SDGs Map」を配布しました。このようなマップは恐らく世界でも類を見ないものであり、日本の自治体による取り組みの数々に対して、各国関係者から驚きの声が寄せられました。

HLPFに参加したことは、私たちにとっても非常に大きな意味を持つものとなりました。今回の参加を機に、SDGs-SWYの活動が想像していたよりも壮大なプロジェクトに成長したことに驚きと誇りを感じます。

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国連本部でJapan Youth Platform for Sustainabilityのメンバーと意見交換をする様子
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2018年8月に、北海道下川町の若手職員に向けたSDGs関連ワークショップで講師を務める

ウェブサイトを通して 世界のミレニアル世代に発信

取り組みを通して得た知見や感想は、ウェブサイトなどを通して発信しています。これまでに行ってきたインタビュー記事の他、HLPFでの活動は10回にわたりウェブサイトで報告しました。「Japan Local SDGs Map」も公開しています。

ウェブサイトの開設からまだ数カ月ですが、これまで延べ1万人以上が閲覧してくれています。多くのミレニアル世代から「SDGs-SWYのインタビュー記事をきっかけにSDGsに取り組み始めた」といった声も寄せられています。

SDGsに関しては、若者の参加の必要性が強調されてきましたが、政策決定権を持つ人たちにとってもユース世代の参加をどうデザインすべきか戸惑いが見られるのではないかと思います。政策決定権を持つ人やSDGsに取り組んでいる人たちが、何を考え、何をユース世代に期待しているのか。情報発信の強化や活動報告会の実施など、活動のさらなるスケールアップを目指すとともに、地域課題の解決に向けたアイデアソンやワークショップといった具体的な行動も盛り込んで、世界中のミレニアル世代に向けて発信していきたいと思います。

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メンバーが作成し、HLPFの会場で配布して好評を博した「Japan Local SDGs Map」。裏面には、各自治体が取り組んでいる内容が英語で紹介されている。

<メンバーコメント>
何もない状態からスタートした団体だが、臆せず熱意を持って動くことで、応えてくれる人が多いことを実感した。やりたいことはいっぱいある。ワクワク感を常に感じている。(慶應義塾大学大学院修士課程2年・和田恵)

どのようなトピックに焦点を置き、どのような表現を使えばユースがインスパイアされるか悩んだ。より多くのユースに興味を持ってもらうためにも、一緒に活動できる仲間を増やしたい。(慶應義塾大学4年・清水瞳)

HLPFに参加したことで、SDGs達成に向けてユースが担う役割の重要性を改めて実感できた。自分たちの活動を通じて、こうした経験を積極的に社会に還元していきたい。(明治大学大学院博士後期課程1年・髙木超)




本記事は朝日新聞社が各界のリーダーたちの意見、自治体や企業がゴールに向けて取り組んでいること、若い人のチャレンジなど2018年の動きをまとめた冊子「SDGsACTION!2」からの転載です。「SDGsACTION!2」はPDFファイルでご覧いただけます。
冊子「SDGsACTION!2」のダウンロードはこちら
SDGs-SWYの活動を紹介したページのダウンロードはこちら

また朝日新聞社では、若者の活動を後押しするため「大学SDGs ACTION! AWARDS」を創設、日頃の研究・活動実績に基づくSDGs達成のための企画・アイデアを募集しています。くわしくはこちら