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果てなき採掘競争 仮想通貨の「マイニング」とは

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中国・内モンゴル自治区オルドスで2017年8月、中国系企業のマイニング設備を点検する技術者(Bloomberg提供・ゲッティ=共同)

これには「数字さがし競争」の要素もある。記録を決められた形にまとめるには、ある数字が必要になる。この数字は取引データに応じて変わるため、マイニングをする人(マイナー)は毎回、数を片っ端から当てはめてみて正解を探すことになる。

数字さがしの難しさはマイナー全体の能力に応じて変わるしくみで、いまでは平均で1秒間に4千京回もの計算が必要なレベル。中国系企業を中心に、巨大な計算設備を持つ大手がしのぎを削っている。

こんな手間をかけるのは「誰でも参加できる」しくみのまま安全性を保つためだ。誰かが記録を書き換えようとしても、数字さがしのための膨大な再計算が必要になり、難しい。

一方で計算のための電力消費も大きく「環境面から持続可能ではない」という批判も多い。